第18話
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由はありますが…………一番の理由はエイドス様達はクロスベルの”異変”を解決する為に現代のゼムリア大陸に降臨しましたが、その理由はあくまで”ゼムリア大陸自身を護る為”であって、『女神である私は至宝も関わっていない現代のゼムリア大陸の人々の争いに介入するつもりは一切ありません』との事です。」
「それは……………………」
「要するに”空の女神”にとって”今のゼムリア大陸に生きるわたし達”―――ましてや自分の子孫の故郷であるリベールに戦争を仕掛けたエレボニアの人達の事はどうでもいいんだ。」
「フィー、さすがにそれは考え過ぎだと思うぞ。」
辛そうな表情を浮かべて答えたクローディア王太女の説明を聞いたオリヴァルト皇子が複雑そうな表情をしている中、厳しい表情で呟いたフィーにラウラは指摘した。
「殿下、例え”空の女神”にそのつもりがなくても、まだ殿下自身が”空の女神”にお会いして嘆願もせず、”空の女神”の協力を諦めるべきではないかと。」
「そうだね…………クローディア姫、どうか私達に今”空の女神”達が滞在している場所を教えてもらう事と、そこに行く許可を貰えないだろうか?」
アルゼイド子爵の提案に頷いたオリヴァルト皇子はクローディア王太女にある事を頼み
「……………わかりました。現在エイドス様達が滞在していらっしゃっている場所は―――」
そしてクローディア王太女はオリヴァルト皇子にエイドス達の居場所を伝えた。
「…………了解した。ちなみに話は変わるのだが、リベールは新興の国である”クロスベル帝国”を既に”国”として認めて、国交も行っているのだろうか?」
クローディア王太女に感謝の言葉を述べたオリヴァルト皇子はクローディア王太女にある事を訊ねた。
「…………はい。オリヴァルト殿下達にとっては複雑かもしれませんが、リベールは既にクロスベル帝国を”国”として認め、国交も開始しています。また、レミフェリアも”クロスベル帝国”を国として認め、リベールのようにクロスベル帝国から来た国交を開く為の使者と今後のクロスベルとの交流についての話し合いも既に始めていると聞いています。」
「メンフィルだけじゃなく、リベールやレミフェリアも既に”クロスベル帝国”を”国”として認めて国交も行っているなんて…………」
「まあ、メンフィルというエレボニアやカルバードを遥かに超えるとんでもない大国が”クロスベル帝国”の存在を認めている上連合まで組んでいるのだから、メンフィルと同盟関係であるリベールは当然として、メンフィルと何の縁もないレミフェリアもエレボニアのようにメンフィルに喧嘩を売ってメンフィルとの緊張状態に陥る理由を作らない為にも認めざるを得なかったかもしれないね。」
オリヴァルト皇子の質問にクローディア王太女は静かな表情で答え、クローディア王太女の話を聞いたト
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