第18話
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ね…………」
「しかもその件にあの”D∴G教団”まで関係していた上、その黒幕がIBCのトップである”クロイス家”だったとはね…………」
事情を聞き終えたエマは真剣な表情で考え込み、セリーヌとサラはそれぞれ厳しい表情を浮かべた。
「…………あの、王太女殿下。女神様は今どこにいるか、わかりませんか?」
「トワ?どうして”空の女神”の居場所を聞きたいんだい?」
トワのクローディア王太女への質問内容が気になったアンゼリカはトワに訊ね
「うん。もし、これからオリヴァルト殿下達が臨むメンフィル帝国の大使館での交渉の際に女神様が第三者―――”中立の立場”として参加してくれれば、メンフィル帝国の要求内容についても口出しできるんじゃないかなって。」
「あ…………っ!」
「”空の女神”はゼムリアの多くの人々が崇める”女神”。七耀教会―――いや、ゼムリア大陸全土に対して絶大な発言権を持っているから、幾らメンフィル帝国が異世界の国であろうとも、”空の女神”の口出しまでは無視できないでしょうね…………!」
トワの推測を聞いたエリオットとマキアスはそれぞれ明るい表情を浮かべた。
「「………………………………」」
一方クローディア王太女とユリア准佐はそれぞれ複雑そうな表情で黙り込み
「?二人とも今の話に何か気になる事でもあるのかい?」
二人の様子が気になったオリヴァルト皇子は不思議そうな表情で訊ねた。
「………………実はエイドス様達は今、リベールの国内に滞在しておられるのですが…………メンフィル帝国よりグランセルのエレボニア帝国の大使館に貴族連合軍による2度に渡る”ユミル襲撃”に対してメンフィル帝国が要求した謝罪や賠償内容である”3度目の要求内容”が届いた翌日にダヴィル大使から相談や協力の嘆願をされた際に、私とお祖母様も皆さんのようにエイドス様達に御力なってもらおうと思い、エイドス様達の元を訪れて戦争勃発寸前のエレボニア帝国とメンフィル帝国の関係を和解に導く協力をして頂けるように嘆願したのですが…………」
「エイドス様は『私は現代のゼムリア大陸の政に介入する意思は全くなく、またその権限もありません』という理由で陛下と殿下の嘆願を断ったのです。」
「そ、そんな!?女神様が本当にそんな事を言ったんですか!?」
「何故”空の女神”は戦争を止める協力をする意思がないのだろうか?」
「それに”現代のゼムリア大陸の政に介入する権限もない”という言葉も気になるわね…………意思の件も併せて、何故”空の女神”は殿下達の嘆願を断られたのでしょうか?」
クローディア王太女とユリア准佐の答えを聞いて仲間達と共に血相を変えたアリサは表情を青ざめさせて声を上げ、ガイウスとサラはそれぞれ質問をした。
「いくつか理
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