第18話
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子孫”が存在していた上、その系譜が今も続いていたなんてね…………なるほどね、だから遊撃士協会はその”エステル”って娘を”SS級”なんていう史上初のランクにしたのね。――――それにしても七耀教会にとってはとんでもないスクープじゃない。もし、教会が知れば”ブライト”の血族達を教会の神輿として利用する為に何らかの画策をするんじゃないかしら?」
「セ、セリーヌ。」
クローディア王太女の話を聞いたアルゼイド子爵が驚いている中溜息を吐いた後呟いたセリーヌの推測にアリサ達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中エマは気まずそうな表情をした。
「ふふっ、それに関してはエイドス様も予め想定していたのか、既に七耀教会の”教皇”を含めた上層部クラスにはカシウスさん達――――”ブライト家”を特別扱い―――――――例えば”ブライト家”の人々を七耀教会の神輿として利用したり、七耀教会の要職に就いてもらう要請等する事は”空の女神”であるエイドス様自身が許さないと念押し――――いえ、私達の知人である七耀教会の関係者達曰く”笑顔で脅迫した”との事ですから、そのような事は起こりませんよ。」
「め、女神様が七耀教会の偉い人達を”笑顔で脅迫した”って………」
「とても女神のやる事とは思えないね。」
「ふっ、どうやら”空の女神”は中々ユニークな性格のようだね。」
「ハハ、さすがはあのエステル君の先祖だけはあるね…………」
苦笑しながら答えたクローディア王太女の話にアリサ達が再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中トワは信じられない表情で呟き、フィーはジト目で呟き、アンゼリカは静かな笑みを浮かべ、オリヴァルト皇子は苦笑していた。
「あの…………そもそも女神様達は何の為に今のゼムリア大陸に現れたんでしょうか?」
「もしかして、混迷に満ちた今のゼムリア大陸を何とかする為だろうか?」
「いえ…………エイドス様達が現代のゼムリア大陸に降臨した理由はクロスベルでの”異変”が関係しているんです。」
エリオットとガイウスの疑問に答えたクローディア王太女の話を聞いたアリサ達は血相を変えた。
「ここでもクロスベルでの”異変”の話が出てくるなんて…………」
「女神まで直々に関わるとは、一体クロスベルでどのような”異変”が起こったのでしょうか?」
アリサは不安そうな表情で呟き、ユーシスは真剣な表情でクローディア王太女達に訊ねた。そしてクローディア王太女達はクロスベルでの”異変”の真実を説明した。
「まさかあの”碧の大樹”にそのような”力”があったなんて…………」
「”因果律を操作する事でゼムリア大陸の歴史自体を改変する”…………なるほどね。確かに幾ら自身の”至宝”の仕業ではないとはいえ、それ程の大事になるとさすがの”空の女神”も介入せざるを得なかったの
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