第18話
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メンフィルの関係者の転生者ですって!?」
「ほとんどが殺されたか生存がわからない結社の”蛇の使徒”の中で唯一生存が判明しているその”鋼の聖女”とやらが、まさかメンフィル帝国の関係者が生まれ変わった人物だったとは…………」
「なるほど。その”鋼の聖女”の裏切りは間違いなくその件が関係しているだろうね。」
「う、うん…………あの、王太女殿下。ちなみにその”シルフィア”という方はメンフィル帝国ではどのような立場だった方なのでしょうか?」
クローディア王太女の説明を聞いたオリヴァルト皇子は驚きのあまり絶句し、サラとセリーヌは信じられない表情で声を上げ、ラウラは真剣な表情で呟き、静かな表情で呟いたフィーの推測に頷いたトワはクローディア王太女にある事を訊ねた。
「シルフィアさんはリウイ陛下による”メンフィル王国”建国時より、近衛騎士団長としてリウイ陛下に仕え、ファーミシルス大将軍閣下やペテレーネさんのようにリウイ陛下からも絶大な信頼が寄せられている重臣の一人であり、”メンフィルの守護神”とも呼ばれたメンフィル帝国の多くの人々に慕われ、尊敬された偉大なる聖騎士との事です。」
「更にシルフィア殿はリウイ陛下の側室の一人でもあり…………後にリウイ陛下の後を継がれたシルヴァン皇帝陛下の母君でもある御方だ。」
「な――――現メンフィル皇帝であられるシルヴァン皇帝陛下の!?」
「ハハ…………とんでもない事実の連続でさすがの私も頭がパンクしそうだよ。話が色々と逸れている為”エステル”という人物の話に戻しますが、何故エステルという人物の”SS級正遊撃士”への昇格がその”空の女神”の話とどうつながるのでしょうか?」
クローディア王太女とユリア准佐の話に仲間達が再び驚いている中ユーシスは驚きの声を上げ、疲れた表情で呟いたアンゼリカは気を取り直してクローディア王太女達に訊ねた。
「フフ…………実はエイドス様にも私達”人”のようにファミリーネームがあるのですが…………エイドス様のフルネームは”エイドス・クリスティン・ブライト”で、エステルさんの”貴族としての名前”を除いたフルネームは”エステル・ブライト”と言えば、皆さんも理解できるかと。」
「女神様と同じファミリーネームの”ブライト”って事は…………!」
「ええっ!?も、もしかしてそのエステルさんって人は”空の女神”の血縁者なのですか!?」
クローディア王太女の話を聞いてすぐにある事実に気づいてエリオットと共に信じられない表情をしたアリサはクローディア王太女に訊ねた。
「はい。――――――先祖代々”ブライト”の名を継ぎ続けたカシウスさんやエステルさんが”空の女神”であられるエイドス様の子孫である事も”影の国”で判明した事実です。」
「あのカシウス卿が”空の女神”の…………」
「まさか”空の女神”に”
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