第17話
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、さすがエステル君達だね。ちなみにヨシュア君は”S級”には昇格していないのかい?」
「ええ。ですが、既に遊撃士協会本部からは次の”S級昇格候補”として挙げられているとの事です。」
「あの…………王太女殿下。横から口をはさむようで大変申し訳ないのですが、何故遊撃士協会本部はエステルの昇格は”S級”を飛ばして”SS級”なんていう今まで存在しなかったランクに昇格させたのでしょうか?2年前に貴国で起こった”リベールの異変”に加えてクロスベルでの”異変”も解決した功績を考えると”S級”に昇格させる事に関しては納得できるのですが…………」
オリヴァルト皇子の質問にクローディア王太女が答えると、サラが遠慮気味に訊ねた。
「ふふっ、それに関しては恐らくエステルさんが異世界の大国であるメンフィル帝国から爵位をいただいている事もそうですが、エステルさん自身の出自も関係していると思います。」
「ハ…………?あの娘がメンフィル帝国から”侯爵”の爵位を賜っている事は聞いたことがありますが、”出自”、ですか?まさかカシウスさんの娘だからという理由ではありませんよね?そもそもカシウスさんの最終ランクも”S級”だったのですから。」
クローディア王太女の答えを聞いたサラは困惑の表情で訊ねた。
「それを答える前に皆さんに”ゼムリア大陸にとってとても重大な事実”をお知らせしておきます。」
「”ゼムリア大陸にとってとても重大な事実”…………?」
「何それ。意味不明なんだけど。」
「フィ、フィーちゃん、王太女殿下に失礼ですよ。」
クローディア王太女の答えが気になった仲間達がそれぞれ不思議そうな表情を浮かべている中アリサは首を傾げ、ジト目で呟いたフィーにエマは冷や汗をかいて指摘し
「殿下。あの方々の事までオリヴァルト殿下達にも教えてよろしいのですか?」
「ええ。―――というか、既に”リベール通信”を始めとしたリベールの通信社もそうですが、クロスベルの通信社も”あの方々”の存在やエステルさん達との関係を公表しているのですから、逆に隠す理由がありませんよ。」
「?”あの方々”とは一体何者なんだい?しかもエステル君まで関係しているようだが…………」
ユリア准佐の確認にクローディア王太女が苦笑しながら答えると、オリヴァルト皇子が不思議そうな表情で訊ねた。
「フフ…………―――単刀直入に申し上げます。ゼムリア大陸の多くの人々の信仰の対象にして七耀教会が崇める存在――――”空の女神”エイドス様がご両親や先祖の方々と共に現代のゼムリア大陸に降臨し、今も現代のゼムリア大陸に滞在しておられるのです。」
「………………………………」
クローディア王太女の答えにアリサ達はそれぞれ石化したかのように固まり
「ええええええええええええええええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!
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