第17話
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っただけです。それよりも、先程も申しました通り、メンフィル帝国との交渉の際私達リベールはあくまで”中立の立場として”交渉の場を設ける事と交渉の場でのオリヴァルト殿下達の身の安全を保障できるだけで、メンフィル帝国の”3度目の要求内容”に対して意見をする事はほぼ不可能である立場の為、交渉は相当厳しいものになると思われます。それでも、リウイ陛下との交渉を望みますか?」
アリシア女王は謙遜した様子で答えた後オリヴァルト皇子に訊ねた。
「―――はい。どうか、リウイ陛下に私――――エレボニア帝国皇子オリヴァルト・ライゼ・アルノールがエレボニア帝国を代表して、内戦の最中メンフィル帝国に対して我が国が行った数々の愚行について謝罪したい事と、その賠償、メンフィル帝国にいるリィン君達やアルフィンの状況、そしてメンフィル・クロスベル連合との戦争の和解の為の話し合いがしたいとお伝えください。」
「…………わかりました。今から手配をするので少しだけお待ちください。クローディアは手配を終えるまで、殿下達の話し相手を務めてください。」
「わかりました、お祖母様。」
オリヴァルト皇子の頼みを承諾したアリシア女王はクローディア王太女に指示をした後謁見の間に控えている王室親衛隊員達の一部と共に謁見の間を出た。
「改めてになりますが――――お久しぶりですね、”オリビエさん”。内戦が勃発した時は本当に心配しましたが、ご無事で何よりです。」
「ハハ、子爵閣下やZ組の彼らも含めて多くの人々の力を借りて何とか内戦を乗り越える事ができたよ。エステル君達は今、どうしているんだい?」
アリシア女王達が謁見の間から去るとクローディア王太女は親し気な様子でオリヴァルト皇子に話しかけ、話しかけられたオリヴァルト皇子も親し気な様子で答えた後エステル達の事について訊ねた。
「エステルさん達はエレボニアの内戦が勃発した後はリベールに帰国してしばらくはリベールで活動していましたが…………クロスベルで起こった”異変”の解決の為にクロスベルに向かって、ヴァイスさん達やロイドさん達と共にクロスベルでの”異変”を解決したとの事です。ちなみに遊撃士協会はその功績を評してミントちゃんを”S級正遊撃士”に、エステルさんに関しては遊撃士協会史上初の”SS級正遊撃士”に昇格させたとの事です。」
「ハアッ!?”SS級”ですって!?しかもミントまで”S級”に昇格だなんて…………」
「確か”S級正遊撃士”はゼムリア大陸でたった4人しかいない特別な遊撃士なのに、まさか更にその上のランクが存在するなんて…………」
「サラ教官よりも上のランクの遊撃士って、一体どんな人達なんだろう…………?」
クローディア王太女の答えを聞いたサラとトワは驚き、エリオットはまだ見ぬエステル達の事について考え込んでいた。
「ハハ
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