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女神と星座の導きによりて
星37 洗脳
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な事を言ってはいられん。真名が抗っている今はまだ大人しい方だが、もし真名が俺達の攻撃を受けた時、その魔拳は本領を発揮する」

 青銅の四人はその言葉を聞いて嫌な予感がよぎった。

 「い、一体どうなるんだ……?」

 しばらく無言が続き、目線だけ振り返るシュラ。

 「魔拳に抗っていた良心は無くなり、殺戮機械と化す」

 「そ、そんな!!」

 「なんとかならないのか!?」

 「一応方法はある……可能性は低いがな」

 その言葉を聞き、真剣に聞き入る四人。

 「方法は二つだ」

 「それは……?」

 シュラは一度、目を閉じて直に開くと星矢達を見つめ

 「一つ、目の前で死人を出す事。そして、もう一つが真名にしか該当しない方法……」

 「勿体付けないで早く言ってくれよ!」

 星矢が急かしてくるのを見て、もう一度ため息を吐き、意を決して言い放つ。

 「……精神力のみで魔拳の威力に勝つ事だ」

 それが一番低い可能性だった……。

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