暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン ー合わさる剣は2つの世界を一つにしてー「ある科学者とある剣士の物語」
第八話「会合」
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
その夜はみんなで酒場で豪遊した。その帰りだった。俺を訪ねて例の家まで来たやつがいた。その者の名はヒースクリフだった。
「やあ、ジンくんにレイくん、いつも顔をあわせているが三人で話すのはこれが初めてかな」
「なんですか血盟騎士団の団長がなんのようです」
「ボス部屋発見の知らせは届いていると思う。そこでなんだか二人にキリトくんとアスナくんの様子を見に行ってほしい」
「なんで僕たちが?」
「実は二人は今最前線を抜けている。今のままではボス攻略に支障が出るあの二人の力が必要だ」
「それならあんたがいけばいいだろう。キリトさんたちだってなにか事情があって最前線から抜けてるんだろう。最前線の苦しさは知っている」
「やはり君はするどいボス攻略会議のときもそうだが、そうそう君の考案したスイッチ三段撃ちあれには驚いた」
「話をそらすな、俺達に血盟騎士団の団長自ら会いに来る、それ相応の要件があるはずだ」
「いや。わたしは、君に大いに興味がある。最初のボス攻略会議の時、あの時はまだプレイヤーは素人同然、それどころかレベルも低い。なのに君は、あの時点では攻略不可能級エネミー「アームライオン」を倒している。いったいどうやった?それからの働き、スイッチ三段撃ちの考案。ビーターの称号、剣神連合の組織。君のプレイヤースキルはずば抜けている。ジンくん。君は何者かね?」
「それを言うならあんただってそうだ、最初のユニークスキル使い。キリトさんへの勝利と獲得。血盟騎士団。俺はあんたの真似をしてみせただけさ」
「ふむ、私のやり方を盗んだというのか」
「そういうことだ。ああ、それとこの人とこの人とこの人。見たことあるか?」
「ん、このスクリーンショットのプレイヤー……」
「そうだ。俺が最初期から目をつけてるプレイヤーだ。いずれうちのギルドに加えるつもりさ」
ヒースクリフの目がそれを聞いて変わった。が、俺の目を見てすぐに、ふっとため息をついて声を上げて笑い始めた。
「なにがおかしい」
「はっはっは、くくく。そうかやはり君は私のやり方を盗んだ。ただの盗人というわけか」
「何?」
「そうだ、私もこの三人のことは前から目をつけていた。右から血盟騎士団三騎士「ラオ」「アルダ」「テオン」うちの手練れの中でも選りすぐりの剣士さ」
「まさか……っ!」
「ははは、いや盗人とはいえ、君の手腕には驚いた。君と私は似ているようだ。君は彼らが古流剣術の達人であることが剣裁きで見て取ったんだろう?」
「なっ!?」
「分かっているよ。君の剣の強さの謎、君は最初のボス攻略の時。いったことを忘れたかね?まさか君がSAOの根幹を作ったメンバーでそれも剣術の達人としてソードスキルのデザインに一役買っているとは」
「う、はは」
「だが君はその力でここまでのことを成し遂げた。これからの君の
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ