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ソードアート・オンライン ー合わさる剣は2つの世界を一つにしてー「ある科学者とある剣士の物語」
第八話「会合」
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とないぜ。俺が参考にしているのは歴史上の戦いにおける戦術とか軍隊の編成の仕方、うちの道場の弟子制度だよ。俺、実は新しく道場を作ろうと思ってて」
「なんだそうなんだ。びっくりしたよ。でも良かったジンはジンなんだよね。そうだよね。で、どんなところにするの?」
「なにが?」
「その道場よ」
「ああ、この平和な日本でも最近物騒だからな、戦そのものを教えようかと」
「どういうこと?」
「戦において集団での戦い。各種武器の扱いからの戦術の組み立て方。ゆくゆくは競技種目として戦道とかそういう形で全世界に発信したいもんだ、いくら平和憲法がある日本だってこのままだと平和ボケが過ぎるからな。このぼけた日本に喝を入れ申し候」
「あら、さすが私がホレた男!将来有望ですなあ」
「うん、まかせろ。ははは……まあ、それだけでこのギルド組んだわけじゃないんだけどな……」
「え?」
「俺な、始まりの町の時。一人の女の子と一緒だったんだ。その女の子は、ニーナ。明るくて運動神経のいいそんな女の子だ。事件勃発前、その数時間、俺はニーナと過ごした。俺はとても誇らしかった。自分の剣技をここまで披露できるこの世界。そしてそれを作った一員だってこと。ニーナは、俺を心底尊敬してくれた。俺も正直嬉しくてな。それでちょっと強いモンスターの出るエリアに入ったんだ。そしたら、前を通ってるパーティがモンスターに殺された。俺たちはただゲームオーバーになっただけだと思ったが、ちょっと強すぎるエリアに入り込みすぎたということで始まりの町まで帰ろうということになった。それが良かったんだが」
「ジン」
「そのあとだ、すべてひっくり返った。俺たちは、まさかのデスゲームに参加させられていた。そして俺たちの前を歩いてた。人は……実は死んでたんだ。そして今度は俺を責め始めた。ニーナはこんなひどい世界を創る片棒をかついだ自分を許しちゃくれなかった。そして最悪の事が起こった。彼女は気が動転して呼吸が困難になってそしてそのまま、カーディナルから自殺した。始まりの町にある唯一、空中都市の下の空が見えるコテージから身を乗り出して」
「そんな……」
「それからだ、自殺者が後を絶たなくなったのは、レベルや装備や予備知識が足りなくてエネミーに殺されていく人も増えていた。そんなことがあったから俺は子のギルドを作った」
「ジン。一ついいかな?」
「ん?」
「その人は、確かに気の毒だったけど。
ジンが、どれくらい人を救ってるか分かる?みんな、行き場がなかったの、こんなゲーム早く終わりにしたい。でも外には恐ろしいエネミーがうようよしてる。
食べなくても死なないけどお腹は空く。お金がなければ日々の食事さえままならない。自殺しかないんじゃないか、エネミーなんかに殺されたくないよ。そんな人たちにジンは、光を与えたんだよ」
「
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