ハイスクールD×D 照らし出す光2
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確かに馴染まないッスよ。まるで互換性はあるけど完全じゃないコントローラーを使ってる気分ッス」
「当然だ。オレたちはバグスターだ。ヒーローかヴィランか、どちらかと問われればヴィラン一択だ。属性が合わないんだよ。だから本気で戦うにはこのバグルドライバーと専用のガシャットが必要になる。いずれは受け入れろ」
「気づいてたッスか」
「出来るだけ有機生命体であろうとしているんだろう。体調を崩す前に宿主を見つけろ」
「分かってるッスよ。寄生しないと生きれないんでしょ。耳タコッスよ」
「初期症状は出ているはずだ。早めに見つけることだ。ほい、バイト代」
茶封筒に入れたバイト代をミッテルトに渡す。
「分かっているだろうが」
「社外秘ぐらい分かってるッス。その分バイト代に色を付けてもらってるッスから」
「それなら良い。おつかれ、また何かテストを回す時は頼む」
「はいは〜い、バイト代は忘れずに」
部屋から出ていくミッテルトを見送り、バグルドライバーの設計図の裏からゲムデウスに関するデータを呼び出す。
「さて、こいつをどうするべきか」
ライダークロニクルはフルダイブゲーム機として開発中だ。運用も専用の施設で万全のバックアップスタッフを用意した上でプレイする。そのラスボスにゲムデウスを使用するか否か。序盤は各ゲームのボスキャラ達を使い、お助けキャラのライダーはレベル2まで。大型アップグレードでレベル5までのガシャットとボスとしてゲンムゾンビゲーマーレベルXの実装までは予定している。
「とりあえずは保留だな。実装するならクロノスも実装する必要がある」
ライダークロニクルガシャットは開発できるが、変身することは出来ない。あれは少し特殊な抗体が必要になる。この世界に来た当初のオレなら何とか出来たかもしれないが、今はパーフェクトパズルとノックアウトファイターに馴染んでしまっている。その影響で他のガシャットはマイティブラザーズダブルエックスしか使えない。
「やはり保留だな。そもそもライダークロニクルがまだ先の話なんだ」
そう結論づけて仕事を切り上げる。
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