十三話目
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容体を確認する。
(こいつの乱入がいつかは知らないが、間に合いそうだな)
間に合ってくれなかったらせっかく設計して開発した劣化版スクラッシュドライバーが無駄になる。そんな事を考えながら、四季はハザードレベル上昇アイテムをイッセーに使う。
ハザードレベルを持っていなかったイッセーがハザードレベルを会得して一気にレベル5まで上昇してくれた事だろう。
上手くガチャ産アイテムの機能は自分達以外にも働く事は知っているが、使うのはこれが初めてなのでどうなるかは分からないが、
(これで良し)
あとは目を覚ました頃合いに接触してスクラッシュドライバーを渡すだけだ。
(そうだ、試してみるか)
ふと、思い付いた事があるのでイッセーの胸にレッドダイヤルファイターを乗せる。
『1・2・1』
イッセーに乗せたレッドダイヤルファイターを中心に金庫のようなものが出現すると、その中には赤い籠手の様なものと、赤いチェスの兵士の駒が八つと、先ほど使ったハザードレベル上昇の特典が一つに統合されていた。
他の二つはイッセーの宿した神器の赤龍帝の籠手、彼を転生させるために使った悪魔の駒なのだろう。
(神器まで抜き取れたか。下手したら特殊能力も奪えるんじゃ無いのか?)
意外と便利である事に驚きながらも、回収の方法の目処がたった事には安堵する。
流石にどちらも抜いてしまったら命に関わりそうなので触れずに金庫を閉めてダイヤルファイターを外す。
流石にハザードレベル5のまま放置するのは危険であったし、ハザードレベルを下げればビルドドライバーが奪われても使われる事はないだろう。
(これで破壊したスクラッシュドライバーを再生されても使える奴は居なくなる)
あとはイッセーが目を覚ますのを待つだけと誰かが来る前に窓から出て行く。
………………出入りに使った窓を開けっ放しで。
数分後、窓が開けっ放しになって居たせいで体が冷えたのか、盛大なクシャミと共にイッセーが目を覚ますのだが、それは四季の知らない事で有った。
リアスの結婚式当日、イッセーの元に来たサーゼクスの女王のグレイフィアから伝えられたサーゼクスからの言伝。
『妹を助けたいなら会場に乗り込んで来なさい』
の言葉。力及ばずライザーに嬲り殺しにされるイッセーの姿にリアスは耐え切れず投了を宣言した。
(あんな野郎に部長を渡したく無い!)
その一心でライザーとの再戦に挑む事を決める。奪還後に使うための魔法陣も渡され、イッセーは決意を決める。
『おいおい、一度負けた相手
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