星36 上を目指して3
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うむ、お前の事だ。仮面が面倒になって、顔を見た者は全て愛す。とか、ほざくのではあるまいな?」
━━━━━流石にそれはー……ふむ。
「おい、冗談だからな?お前の事だからそうなのでは?とか思ったが冗談だ。だから、真に受けるな!俺が悪かった!」
━━━━━……ふふっ、私も冗談ですよ。ただ、理由があって聖闘士を辞めてしまったんです。今はディーテが正式な魚座の黄金聖闘士ですよ。
「そうだったか。しかし……ふっ、無事で良かった……」
おやおや、さっきまで星矢達に向けていた殺気や緊張感が解けていますね。
━━━━━氷河を、彼らを見てどうでした?ミロ。
「ああ、俺は見たくなった。彼らの行方をな……」
そう言い、ミロは上の宮。人馬宮を見上げ、青銅の四人を見守るのでした。
次の人馬宮はアイオロスの守護する宮です。
今は沙織の傍に居るので宮には居ませんが、そういえば射手座の黄金聖衣は持ってきているのでしょうか?
窓から覗いてみると聖域の白羊宮の辺りで黄金の輝きが見えました。
どうやら保険として持ってきたみたいですね。
此処に全ての黄金聖衣が揃った事になるのでしょう。
十二宮が見える教皇宮の部屋なので各宮の黄金に輝く光が見えます。
「あれが黄金聖衣の共鳴……」
フッとなんとなく気になったので聖域にある十二星座を象った塔、火時計を見ます。
どうやら本筋とは違い、私の説得?で巨蟹宮の時間が余り、人馬宮で特になのも無かったみたいなので通り過ぎた様ですね。
つまり、本筋では残り三時間でしたが、今は二時間程余裕があり、五時間程も時間があります。
と、言っても少し余裕があるというだけなので、油断していられないのです。
星矢達はなんとか磨羯宮に着き、通る事が出来ましたが、磨羯宮を守護するシュラにより分断され、一人残った紫龍はシュラの相手をして、他の三人を先に行かせました。
紫龍はシュラの聖剣とまで謳われる手刀を避けたり、白刃取りをして攻撃をいなしました。
そして、必殺技の打ち合いになり、師である老師によって封印していた技、廬山亢龍覇を使って天へ上ります。
今です!!
「魚座の黄金聖衣!此処へ!」
小宇宙を燃やし、最高に高め、魚座の黄金聖衣に訴えかけます!
今はディーテが着ていたでしょうが、無視です!
「魚座の黄金聖衣よ。どうか、私の願いを聞き届けて下さい!」
まだ、間に合うハズ!!
「魚座の黄金聖衣よ!紫龍に纏いつきなさい!」
そう言い放ち、魚座の黄金聖衣を飛ばします。紫龍の元へ!
そして光の筋を作り、天へ昇っていく龍の元へ行きました。
「はぁはぁ、くっ……」
これで……良いはずです。
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