暁 〜小説投稿サイト〜
フォース・オブ・イマジナリー
Turn:06 フロントトリガー
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たくさんのカードを前に唸り声を上げて悩むヤイバ
「ずいぶん真剣に考えてるね」
ヒトミが問いかけるとヤイバは大きなため息とともに項垂れた
「こないだファイトして派手に負かされてな、もっと強くなるためにはどうしたらいいか考えてたとこ」

Turn:06 フロントトリガー

「失礼します」
「あれ?アリサ?」
見慣れない少女が店に入ってきたことに真っ先に反応したのはヒトミだった
「知り合いか?」
「妹よ、でもどうして………」
「お姉ちゃん、なんだか最近楽しそうで好きな人でもできたのかなぁ、なんて思ってついてきたんだけど、そっかぁ、このカードにハマってたんだ」
そういってヤイバが広げていたカードを手に取るアリサ
「知ってるのか?」
「私はやったことないけど、クラスの子がやってるのはよく見かけるよ」
カードをヤイバに返しながらヒトミの方を見るアリサ
「お姉ちゃん強いの?」
「おー、強いぞ、俺なんか全然敵わないからな」
ヤイバの言葉で動揺したアリサは顔を真っ赤にして否定する
だが実際ヤイバもアリサが負けるところなどみたことがない

「こんにちは」
「いらっしゃいスグル君、ヤイバ君たちもう来てるわよ」
そこへ入ってきた眼鏡の青年は以前ミツキとファイトしていたヤイバ達のクラスメイト
「やあ、ファイトはしないのかい?」
「あ、当麻」
「当麻君」
彼が声をかけてきてヤイバとヒトミも振り返る
すると彼もいっしょにいるアリサに気付いた
「えっと、その子は?」
「あ、八代の妹」
「アリサです、いつもお姉ちゃんがお世話になってます」
「これはどうも、おれは二人のクラスメイトの当麻スグル」
「あ、そうだ、当麻とやればいいんじゃないか?」
「ん?」

ハヤトとヒトミがファイトテーブルで向き合う
「なるほど、お姉ちゃんがファイトしてるところが見たかったんだね」
「うん、私ルールとかわかんないけど」
「それは俺が説明するよ、わかんないことがあったら聴いてくれ」

二人が降り立ったのは惑星クレイ、スターゲートの闘技場
星の戦士たちが互いに競い合う戦いの殿堂
「「スタンドアップ!ヴァンガード!」」
「ロゼンジ・メイガス」
「バトルライザー」
ロゼンジ・メイガスにライドしたヒトミは目の前の相手を見据える
ロゼンジ・メイガスよりも体の大きな赤いボディのロボットだ
「俺の先攻、ライド!ライザーカスタム、バトルライザーの効果で1枚ドロー」
よく似た雰囲気の黄色いロボットにライドしたハヤトは操縦席でロゼンジ・メイガスを見据えていた
「ライザーカスタムのスキル、手札のターボライザーをソウルに入れて、ライザーカスタム(8000)でロゼンジ・メイガス(6000)にアタック!」
「え!?先攻でアタック!?」


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