第7章:神界大戦
第207話「最悪の真実」
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「とにかく、何とかして合流せんとな」
「ああ。あたしらは大丈夫だったけど、他の奴らもそうだとは限らねーしな」
はやて達の所にも同じ人数の神が来ていた。
しかし、ヴォルケンリッターとしての連携や、はやてやアインスの援護もあり、実力差を連携の優劣によって覆していたのだ。
だが、それが他の皆も同じとは限らないため、はやて達は心配していた。
「とにかく、念話を試みながら探すしかないでしょう」
「せやなぁ。手分けは……愚策やな。固まって動くで」
『引っかかるかはわかりませんが……サーチもかけておきますね』
アインス、はやての言葉にヴォルケンリッター全員が同意する。
リインが周囲に敵含め誰かいないか索敵しつつ、周囲を捜索する。
『っ、生体反応です!これは……!』
直後、はやて達に近づく気配をリインが感知する。
他全員もそれに気づき……
「っつ、っと……!」
『アリシアさんです!』
続けられたリインの言葉と、飛んできた本人を見てはやて達は警戒を解く。
飛んできたアリシアは、体勢を立て直してはやて達の前に止まるように着地した。
「アリシアちゃん!無事やったんか!」
「おおっ、はやて!それに皆も!」
はやて達の存在に気付いたアリシアは少し驚く。
「炎と……氷の槍か。何があったのだ?」
「えっとね―――」
体中に炎の残滓があり、アリシアの手にはデバイスの他に氷の槍もあった。
その事から、アインスが軽く経緯を聞く。
「―――で、私はここまで飛んできたの」
軽く説明したアリシアは、そう言って氷の槍をその辺に投げ捨てた。
アリシアは、アリサとすずかの二人と連携を取り、三人の神を相手にしていた。
圧倒的能力に苦戦しつつも、連携をとって一人ずつ撃破。
比較的弱かった二人を倒し、最後の一人はアリシアが突貫して倒したのだ。
それも、アリサの炎を利用して加速し、自身のデバイスと後方からすずかが支援として氷の槍を飛ばし、武器にして攻撃するという二段構えで。
「だからそんなにボロボロなんか」
「いやぁ、アリサの火力が強くてね……」
なお、倒すための“意志”を強くしていたため、アリサの火が強すぎたようだった。
そのため、アリシアの体に炎の残滓が残っていたのだ。
「まぁ、おかげで倒せたみたいだけど」
「言霊って便利やなぁ。その気になれば一気に倒せるんやろ?」
「と言っても、魔法と比べて……だけどね。でも、はやて達もちゃんと倒せてるしそんな気にする事ないよ。……それに、さすがにあの神みたいに一撃は、ね……」
はやて達は一人の神に対し、何十発もの攻撃を精神を擦り減らす勢いで
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