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ソードアート・オンライン ー合わさる剣は2つの世界を一つにしてー「ある科学者とある剣士の物語」
第五話「システム外スキル」
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の20パーセントも使ってない。茅場はナーブギアによる高密度のマイクロウェーブで直接脳にプログラミングすることを考えたんだ。つまりナーブギアは高性能な学習装置でもあるんだ。茅場は人間の力の可能性を信じていた。ま、そういう意味じゃすごいやつさ。で思い当たったことがある、茅場が語った一つの答え、システム外スキル」
「システム外スキル?」
「ああ、いままでのソードスキルが仮想現実で自分の動作のアシストでしかないがシステム外スキルは脳と神経に連続的にパルスを送って脳のリミッターを外し、そしてそれを仮想現実の空間で使用する」
「脳のリミッターを外す、それって使用者の体は大丈夫なの?リミッターは自分の体を守るためにあるってきいたけど」
「だから現実で体を使うときには使えない、そんなことしたら筋繊維から神経まで引き裂かれてしまう、しかし仮想現実ならどうだ?現実と違って本物の体はない、脳のリミッターを外しても現実には体に負担はない」
「それができるとしたら」
「ああ、間違いなく強力なユニークスキルになる」
「それが本当なら明日ロイたちと迷宮区に挑んでみましょうか」
「うん」
「さあ、じゃ明日も早いことだし寝るとしますか」
「うん?ちょっと待てレイ、この家ってベッド一つだよな」
「あら、一緒に寝れば問題ないじゃない」
「おま、それは」
「あらあ、ジンくん?顔が赤いわよ、あ、そういえばルーが言ってたわ、できるんですってこの世界も」
「で、でできるとは?」
「セックス」
「な、あ」
「ジンくん的に言って私は女としてどうかな、スタイルには自信あるのよ」
「た、たしかにレイは魅力的だけど」
「気づいてるよね、わたしジンが眠っている間ずっと一緒に寝てたの」
「う、おほん、レイ」
 ジンが突然立ち上がってレイを抱擁する。
「んう」
 ジンはレイの唇を奪った。しばらく舌を絡める二人。
「ジン!」
「待ったあ!」
「え?」
「あのな、俺はレイにその惚れてるんだぜ」
「あら、わたしもよ」
「だからそのおまえを大事に思ってるんだ。これでも」
「ふーん、嬉しい事言ってくれるわね」
「だから責任がちゃんととれるようになるまでそういうことは」
「あら、そう」
「見、見損なった?」
「いえ、惚れ直したわ、いいわ、待っててあげる。だけど他の女に浮気したら許さないから」
「浮気なんてするかよ」
「あら、結構あなたギルドの中でモテてるのよ」
「え、ままじ」
「そりゃあ、そうよ、顔だってイケてるし剣は強いし、みんなに好かれるし」
「知らなかった」
「でも今日は一緒に寝てくれるよね」
「も、もちろん」
 二人はその夜一緒のベットで寝た。
 レイが抱擁を求めたので横になりながらハグした。
 柔らかな体にいい匂いがする。それはここ数
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