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ソードアート・オンライン ー合わさる剣は2つの世界を一つにしてー「ある科学者とある剣士の物語」
第五話「システム外スキル」
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いし、寝息を立ててたから死んでいないんだと信じてここまで運んだのよ。剣神連合のみんながお見舞いにきて、わかってるのあなたはもうこのギルドの精神的主柱なの、あなたの助力がなければ多くのプレイヤーがレベリングに失敗して命を落としていたわ。私、猛烈に不安だったわ、もしこのまま眠りから覚めなかったら。・・・・・私たぶん自殺していたわ」
「な、レイ!おまえ!自分の言ってることがわかってるのか、おまえが自殺していたら眠りから覚めた時、おまえがいなかったらそしてもう二度会えないなんてわかったら……俺、自殺するぞ!」
「ご、ごめん、私らしくないね、そうよね、眠ってるんだからじきに目を覚ます。そんな単純なこと」
「いいか、俺は絶対に死なない、死ねないし死ぬつもりはない。レイ、おまえはおまえだけはどんなことがあっても現実に返す。それだけじゃない、最初の五人の仲間、そしてギルドの連中、このデスゲームに参加する全てのプレイヤーに俺は責任がある。茅場の甘い言葉に乗せられて自分の剣を利用された」
「……ごめん。ジン」レイの目は涙でぐしゃぐしゃだ。それに赤く腫れてクマができてる。……そうとう、悩んだんだ。
 しばらく黙ってその目を見ていた。そして、本当に俺たちは危ない均衡の上にいるんだと気づいた。「……俺、眠れないときははじまりの街にいくんだ」そうだ。このゲームは実際に死ぬ。どんなに楽しそうにしたり、笑ったりしてもみんな心のどこかでは必死で無理してるんだ。
……そこで名簿を見る。新しい名前がかかれないことを祈りながら。だからやろう、99層までたどり着くんだ」
「ジン、あのね今日はいっしょにいて」
「ああ、分かった」
 レイの食事を食べておれたちはつかの間の休息を味わう。
「ねえ、あの龍はなんだったの?あのクエストはどうなったの」
「クエスト自体は完了してる。けど経験値が増えたわけでもアイテムがドロップしたわけでもない。ん?」
「どうしたの?」
「いや、スキル欄に見覚えのないスキルが」
「どんなスキル」
「龍剣だって、でもタップしても詳細ウィンドウがでないんだ」
「まさかユニークスキル」
「うーん、そうかもしれないけど、お、開いた。なんだこりゃバグってるぞソードスキルが空欄だ、装備もできない」
「ていうことは技を起こしてモーションを確認することも使うこともできないの?」
「うーん、なあレイ、俺が気絶したときのこと覚えているか」
「ええ、とても苦しそうだった。必死に頭を抑えてて、まるで龍の紋章に呼応してるみたいでそれからジンが気絶してそのあとも体が小刻み震えて痙攣が止まらなくて」
「あのときのことは言葉じゃ言えない、ただ思い当たることがある」
「思い当たること」
「ああ、茅場がよく話していたことさ」
「人体は脳のリミッターがかかっていて自分の力
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