暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica41-Bモルゲンデメルング艦隊攻略戦〜Battle of Aquaveil〜
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なく私たちの視線が上に向くと、仮面持ちはシグナムさんの頭上から改めて私に向かって来ようとしていた。

「させん!」

――牙獣走破!――

ザフィーラさんの飛び蹴りが仮面持ちを襲う。だけどその一撃すらも彼は身を捩って回避。でも「シュヴァルツェ・ヴィルクング!」アインスさんの奇襲のような鋭い一撃は直撃。大きくよろけたところに、「紫電一閃!」シグナムさんの炎の斬撃を今度は食らって、バリアの方へと墜落。

「ダメだ! あたしじゃバリアを突破できねぇ! すずかの言ってた通りだ!」

仮面持ちの方へと視線を向けたところにヴィータちゃんが戻ってきた。ただのバリアじゃないと思ってたけど、やっぱり結界だったんだ。純粋魔力を一切通さず、全てのプロセス内で少しでも魔力を使った物理攻撃すらも防ぐ。だから魔力の防護服に身を包んだヴィータちゃんは結界に弾かれて、一切の魔力を使用しないセッテや“ウォーハンマー”は結界をスルー出来た。

「判った! トーレ、ヴィータちゃんと端末交換! ヴィータちゃん、ストライクカノンの使用法は・・・」

「問題ねぇ、知ってる!」

――制圧せし氷狼(インバシオン・ローボ)――

『注意! ターゲット1が魔法発動!』

トーレとヴィータちゃんが端末の交換をしている中で報告が入った。遅れて空から氷で出来た狼が20頭と駆けて来た。完全にカローラ姉妹の魔法だけど、それを口にすることはなかった。セレスちゃんは今、大隊と戦ってるそうだからきっと・・・フィレス元一尉だ・・・。

――ブリッツ・クーゲル――

さらにバリアの表面に立ってる男性仮面持ちが電撃弾を30発と放ってきた。それらは私たち対AMF隊に標的が絞られていて、艦載砲も本物と偽者との区別がつき始めたのか、かなり側を通っていくようになってきてる。

「端末の交換完了! すずか、私はセッテと合流してバリア内部から攻撃を開始する!」

「あたしはフェイトと一緒にストライクカノンで砲撃担当だな!」

「カノンの反動結構きついから気を付けてねヴィータ!」

「私とすずかちゃんは、このままフォートレスとストライクカノンによる爆撃だね!」

「トーレとセッテを誤射しないように注意しながらだけど、端末には互いの位置や射線を知らせる安全装置もあるから、派手にいこう!」

「安心して。みんなは私らが全力で護衛する!」

はやてちゃん達が電撃弾や氷の狼を迎撃してくれるから、私たちも安心して攻撃を続けられる。そしてとうとう「戦艦の1隻を撃沈!」することが出来た。黒煙を上げて転覆した1隻の戦艦が少しずつ海の中に沈んでいく。

『注意! アンノウンから魔力反応! 数・・・20! 敵性魔導師部隊です!』

歓声が上がって、さぁ次の戦艦を沈めるために動こ
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