暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica41-Bモルゲンデメルング艦隊攻略戦〜Battle of Aquaveil〜
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けてもビクともしなかったことは、ここに来るまでに送られてきた交戦記録映像で判ってた。それでも私は、ドクターが考え、それを形にしたスカラボのみんなの努力を信じたい。きっとプライソンの遺産に勝てるって・・・。

「当たれぇぇぇぇぇーーーーっ!」

私たちの砲撃はバリアに到達して、そのまま弾かれることなくスッと通過。そして13隻ある戦艦の内、2隻の戦艦の側面に着弾して爆発、黒煙を上げた。

「バリアを難なく貫いた!?」

「というよりは素通りした!?」

はやてちゃんの驚きの声の後、「おおおおお!」って歓声が周囲から上がった。その最中でも氷塊がいくつもバリアに当たっていくけど突破できずに弾かれて、バリアの側面をすぅーっと滑っていく。

『八神司令!』

「はいっ! 対AMF隊は艦隊への攻撃を続行! それ以外が護衛! 大気圏外に何かしらの兵器、あるいは大隊メンバーが居る可能性が大きい! 最大警戒で、対AMF隊を護りきるんや!」

はやてちゃんの指示が全隊に伝わって「了解!」の大合唱。直後に『注意! 艦載砲が稼動!』とリュッチェンスから知らせが入った。砲撃を受けた2隻と空母、そしてミサイル発射艦以外の9隻の主砲や副砲などの砲門が、私たちの居る高度に合わせてきた。

「全隊ブレイク! ザフィーラ、アインス! すずかちゃん達を護って!」

「「はいっ!」」

砲撃体勢を一旦解除して、艦載砲より放たれる魔力弾の回避行動に入る中、私は「クアットロ!」に、シルバーカーテンによるかく乱をお願いする。13隻の艦は無人らしいし、幻術や電子系で攻めれば艦隊の動きを抑えることが出来るかも。

「ベルリネッタ、リュッチェンス、ヴォルフラム。これより幻術でデコイを多数生み出します。識別信号を送りますので、全隊にも送信してください」

『『『了解です』』』

「信号の送信・・・完了。クアットロ、いいよ!」

「は〜い! シルバーカーテンいっきま〜すぅ!」

クアットロが発動したシルバーカーテン。私たち全員の幻影が何十体と空を覆った。艦載砲からの攻撃がピタリと止んだことではやてちゃんから対AMF武装隊(わたしたち)に「攻撃続行!」指示を出た。私たちも「了解!」と応じて、トリガーを引いて一斉に砲撃を発射。砲撃はまたバリアを完全にスルーして、指示どおりに砲台を破壊していく。

『注意! アンノウンから魔力反応! 数2!』

『魔力反応増大! ターゲット1の魔法発動を確認! 魔力値測定・・・S+相当!』

――氷柱弾雨(セリオン・エクサラシオン)――

空から落ちてたのは魔導師じゃなくて巨大な氷の六角柱9本。直径5m、全長30mほどもあろうかっていう氷柱が何十本と渦巻き状に落下して来た。本物の隊員たちは避け切れているけ
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