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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica41-Bモルゲンデメルング艦隊攻略戦〜Battle of Aquaveil〜
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螺旋槍の回転が徐々に鈍くなっていき、至る所からボロボロと崩れていく。穂先もバリアに若干食い込んでいるかどうかと言ったところで、バリアの強度が尋常ではないことを改めて確認できたわけだが・・・。

「アカン、崩れる!」

とうとう回転が止まり、螺旋槍はその役目を果たすことなく瓦解を始めた。大小様々な岩塊がバリアに直撃していくがビクともしない。そして砲撃は、今度は氷塊を狙い始めた。

「アインス!」

「はい! 落ちよ、ヘイムダル!」

氷塊を取り巻いていた環状魔法陣を消失させると、浮力を失った氷塊が落下し始める。螺旋槍の瓦礫と共にバリアへと激突・・・するかどうかというところで・・・

――空対地レールガン(アンピプテラ)――

氷塊が複数発の砲撃によって破砕されてしまった。魔力でもエネルギーでもなく、さらにこの高威力ということで、瞬時にレールガンによるものだと判った。

『艦隊の上空に熱源反応!』

『モニターに出します!』

側にモニターが展開されたのだが、「何も映ってない・・・?」ようだ。熱源反応というのは、レールガン発射時のものだろうから、上空に何か居るのは間違いないはずだ。

「アインス!」

「はい! 槍陣を成せ 白銀の破槌! ヘイムダル・ファランクスシフト!」

砕かれて海面へと向かって崩落していた氷塊を再集結させ、さらに複数の小型氷塊でバリアを包囲。そして「落ちろ!」と号令を下すと同時・・・

――空対地レールガン(アンピプテラ)――

レールガンがやはり上空から発射されたのが判った。氷塊がまた破砕される中、主はやてが「ハルトマン司令! 熱源はどこからでしょう!」と尋ね、『少し時間を! ・・・高度12km!? 成層圏からの狙撃です!』という報告を受けた。

『記録映像をモニターに出します!』

モニターに映るのは広大な空だけだったのだが、いきなり何も無い宙で強烈な爆発が起きた。レールガン発射時のマズルフラッシュだろう。間違いなく成層圏に何かが居る、もしくは在る。そんな正体不明のことを、アンノウン、と呼称することになり、その呼称が呼ばれたら最大警戒だ。

「アインス、ちょう辛いかも知れへんけど・・・」

「問題ありません。正体を掴めるまでヘイムダルを生成し続けます!」

再び海水を巻き上げさせ、崩落する氷塊を巻き込んでバリア上空で再結集。そこをまたレールガンで破砕される。主はやて達の総攻撃を受けても揺るがないバリアを展開したままの艦隊が徐々に戦闘区域から離脱していく。

「しかし何故だ? 転移で逃げないのは・・・?」

『こちら第零技術部所属艦ベルリネッタ、ウーノ・スカリエッティ一尉です。これより月村すずか技術主任、トーレ・スカリエッティ一尉、クアッ
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