暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica41-Bモルゲンデメルング艦隊攻略戦〜Battle of Aquaveil〜
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「シュツルムファルケン!」

「奔れ、グラーシーザ!」

私とシグナムでバリアへと攻撃を加えていき、ザフィーラはバリア上空に描いた20枚の魔法陣より「鋼の軛!」を突き出させ、砲撃の行く手を防ぎ続ける。ザフィーラのその機転で螺旋槍のダメージは減り、ようやく切っ先がバリアと激突。轟音と共にバリアがグッと沈み、海面も大きく波立った。

「このまま撃ち貫く!」

螺旋槍の回転速度が徐々に上がっていき、螺旋槍を破壊しようと艦載砲も放たれ続ける。私たちもバリアに攻撃を加え続ける中、「ガジェットが・・・!」螺旋槍に特攻を仕掛け始めた。全隊を無力化するより螺旋槍を潰すことを優先したようだ。

「それほどまでの脅威というのなら、私たちは螺旋槍(ソレ)を守ろう! 刃以て血に染めよ。ブルーティガードルヒ!」

血色の短剣型高速射撃魔法を発動。私の周囲に50発と展開し、「穿て!」一斉射出。ガジェットの速度をダガーは超えており、自動誘導型でもあるため逃げても着弾まで追い続ける。それもあって次々とガジェットの推進器に着弾して炸裂、続々と撃墜していく。

「アインス! ヘイムダルの単独発動、確か出来たよな!? 念のためにスタンバイしておいて!」

「ヘイムダルをですか? ですがアレの発動には申請や許可が必要なはず・・・」

ヘイムダルは、ベリサルダと同じく多量の水を空中にて凍結させて氷塊と成し、その質量で以て対象を押し潰す物理攻撃だ。しかし純粋物理攻撃であり、なおかつ直撃後の影響などを考慮してその発動にはいろいと手続きが必要になってくるはずなのだが・・・。

「心配あらへんよ。本局でアインスと合流する前にすでに申請を出してたし、ついさっき許可が下りたからな」

「そ、そうですか、それはまた・・・」

用意周到、見事です主はやて。局から許可が下りているのなら遠慮は要らない。螺旋槍が徐々に崩れ始めていくのを視界に収めながら、足元にベルカ魔法陣を展開。元“夜天の書”の管制人格である私は、今の2代目“夜天の書”に納められている魔法を全て、この身1つで発動できるようになっている。

「(ルシルから授かったSSSランクの魔力量の使い時と言うわけだ)・・・海より集え、水神の槍」

ヘイムダルの詠唱を開始。バリアの周囲8箇所の海面より空へと向かって海水が勢いよく立ち昇る。螺旋槍の石突の上空で1箇所に集まって巨大な塊となる。

「彼方より来たれ銀雪の吐息。逆巻き連なり天に座せ・・・!」

その巨大な水の塊が凍り付いていき氷塊へと姿を変える。今は魔力で宙に浮かせているが、その魔法を解除すれば後は落下して、下に在るもの全てを押し潰す一撃、ヘイムダルの完成だ。

「アインス、もうちょいそのままで待機お願いや!」

「了解です!
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