第五十一話 お餅つきその二十八
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「結婚したら六人はわかるけれど」
「いや、そこでわからない?」
「本当に」
何か妹達の言葉が呆れたものになっていました。
「お姉ちゃん本当に鈍感ね」
「こうしたことについては」
「そこはどうにかならないのかしら」
「何でわからないのよ、ってなるわよ」
「だからどういうことよ、本当に六人はわかるわ」
私達三姉妹が全員結婚すればそうなるからです、夫婦揃ってというのはおみちの中でも大事な教えの一つです。
「けれど阿波野君入れて四人は」
「はいはい、そのうちわかってね」
「そうなってね」
呆れながらもこう言った妹達でした。
「お願いだからね」
「そうなってね」
「全く、よくわからないことばかり言って」
本当にこう思いました。
「まだ年末年始のお仕事あるのに」
「そうね、今日も帰ったらね」
「やることあるのよね」
「そう、まだ忙しいからね」
このことを妹達に注意してでした、私は信者の方々に車に乗せて頂いて神戸に戻りました、その後の年末年始も忙してお正月のおせちを食べてやっとほっと出来ました。
第五十一話 完
2018・5・17
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