星34 上を目指して
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「は?」
そう言うと私は小宇宙を高め、右手に力を溜めます。
そして窓へ近付き、十二宮の巨蟹宮の方向へと思いっきり勢いをつけて……。
「でぇぇえええりゃあああああああああ!!」
一気に溜めていた攻撃的小宇宙を放ちます!
そう、この攻撃方法は原作のハーデス十二宮編でサガがシャカに放った攻撃の応用です。何故私がその技を使えるかですか?
前に言ったでしょう?私、器用貧乏なんですよ。
出来ると思った技は一通り出来ます。
威力は本家本元程ではないですけど、それなりに強力なハズです。
”これ”を受ければ、気絶位はするでしょうね……。
さて、デス君はーっと……。
「な、なんだったんだ……。今の小宇宙は……」
「姉貴……、あんたは一体……」
おおっと?星矢達がまた戸惑ってますねぇ。
という事は……?
巨蟹宮の中に居る人間の小宇宙を探ります。
ふむ、これが星矢で……これが紫龍……。デス君は……?
「がっ……はぁっ……」
あ、居ました。直撃喰らってますね。避けなかったんでしょうか?
━━━━━デス君?意識はありますかー?
「ぐっ……畜生がぁっ……!」
━━━━━この攻撃を受けて無事ではいられないハズですよ?星矢達を通してもいいですよね?
「けっ、好きに……し……がっ」
おっと、気絶しましたか。
━━━━━はいです。では、星矢、紫龍。早く先へ行きなさい。私が手助けできるのは少しだけですから。
「お、おう!行くぜ!紫龍!」
「あ、ああ!ありがとうございます!真名さん」
━━━━━お礼は良いのです。早く先へ、沙織と氷河が心配です。急いで。
私がそう言うと二人は駆け出しました。
春麗ちゃんのお祈りや、紫龍の黄金聖闘士を凌ぐ程の小宇宙を高める事が出来なかったのはちょっとアレですけど、デス君はねー、ちょっとねー。
やり過ぎ感すごいから容赦出来なかったといいますか……。
だって、デス君、原作だと蟹座の黄金聖衣に見放される程屑……ごほん。
所業をやったり、言ったり……見てられませんよ。
本当はちゃんと良い所だってあるのに。捻くれてますけどね。
……まぁ、それは良いです。
…………。
生きてくれて良かった……。
それで……それだけで良いです!
ここで介入しなかったら、デス君は……。
……とにかく後、シュラ、カミュ、ディーテにサガです。
まだまだこれだけいますが、最後までやってやりますよ!
気合い入れてますが、この扉の向こうが騒がしいです。
恐らく私が攻撃的小宇宙を放ったからでしょうね。
光の玉が飛んでいく様はビビりますよ。うん。
小宇宙が見える方々、
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