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ソードアート・オンライン ー合わさる剣は2つの世界を一つにしてー「ある科学者とある剣士の物語」
第三話「謎のクエスト」
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りになってるだろうから」
 こうして俺はレイとデートすることになった。
 店を眺めながら出店を回る。
「ねえねえそこのおねえさん、おれたちとお茶しない」
 レイは美人だ、で決まってその露払いするのがおれ。
「ああ、すまないが俺の連れなんで」
「ふーん、君、剣神連合、光剣のレイさんでしょう。うヒャア可愛いなあ 僕ファンなんです」
 レイの二つ名だ、由来はレイのレイピア「ライトニング」のせいだ。モンスターが近くにいると刀身が白く輝く。敵察知能力のあるレア武器だ。
「何?光剣のレイ、へえ可愛い」
「ねえ。ジンここはちょっと町外れにいきましょ」
「う、うん」
 路地裏にはいった。
 「ああもうなんで目立つのよ、あのナンパ男のせいだわ」
「ま、まあ、大通りより路地裏のほうが歩いてて面白いし」
「そこのお兄さん、ちょっと占いしてかないかい」
「ん、俺?占いかあ、NPCだよね。なんかのクエストかな。なあレイ決闘まであと何時間」
「三時間ちょいかな」
「よしばあさん、占ってくれ」
「ふむ、おまえさんはかなりの腕の剣士のようじゃしかし己の限界に生きあっている」
「ふうん、当たってるよ」
「技はある、これほどの多彩な技を持っているものは少ない。そしてこれほど強い魔物たちを倒してきたものは見たことはない。お主ならあの龍を倒せるやもしれぬ、そして倒して無敵の剛剣の技を習得するがいい」
「無敵の剛剣?」
「そうさ、古来、戦の刀法。多対一の戦において敵一人に時間を費やしては、囲まれて死ぬだろう。そこで相手の防御も鎧もすべて無にし、たったの一太刀で相手を鎧や刀ごと寸断する。膂力の剣が好まれた。古来の戦では、何よりも力、すなわち膂力を重んじたのだ」
「ばあさん、その龍を倒せば、それが手に入るのか?」
「ああ、龍は強いぞ。まことのもののふでなければ……」
 クエスト「龍の力」ログウィンドウが表示される。
「どうするの、ジン」
「いこう」
「でも決闘始まっちゃうよ?」
どうせ、みんな決闘の方に行くだろう。見ている間に誰かにこのクエストが攻略されることはないだろ」
 ジンは迷わず承諾を押した。
「竜が現れるのは雷雲が来る場所なり」
「雷雲かなら北東エリアの龍巣山だな、、よし三時間で装備を揃えよう」
 俺たちは、このクエストをその時そんなに重大に考えてなかった。
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