暁 〜小説投稿サイト〜
魔法が使える世界の刑務所で脱獄とか、防げる訳ないじゃん。
第56話 馬鹿なの阿呆なの死ぬの?
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顔を近づけてきて、乱舞に私の唇を塞ぐ。
あー、ヤクザのボスだけあって……キス、上手……

呑まれる。

「……いッて?? 女ぁ。俺様の舌を噛むなんて、可愛くねぇなぁ?」
「は、あ……本当にやめてほしいなぁ。これ以上ヒ◯マイを引っ張らないで下さいよ……」
「あ゛ぁ?」

完全に作者の推しとキャラ被ってるのですが?
すみません、作者が俺様系キャラが好きなんです。作者は腐っているので、びーえるで攻めになりそうな俺様キャラが大好きなんです。
???だから、目を瞑って????

「意味わかんねぇ事言える程度にゃ耐性があるって事か。ま、表情(カオ)はすっかり溶けきっちまってるけどな」
「……意識するタイミングが少し遅かっただけです。ヤクザ如きのキスに溶かされる程、私は可愛くないですよ」

嘘。本当は嘘でも吐かないとやってられないくらい、今のキスで溶かされた。思考がぼんやりとして、このまま行けば直ぐに何も考えられなくなる。

「嘘だな」

耳元で低い声で囁かれた後、痺れる様な感覚が背筋を駆け上がってきて、肩が大きく跳ねた。

「体は正直だなぁ? 下、もう濡れてるけど?」
「……後で如何なっても知りませんよ。先に言っておきますけど、私はマフィアの幹部と第一魔法刑務所の主任看守部長をやっている、黒華琴葉と言います。自分の欲望の所為で組織が潰されてもいいのなら、最後までやれば良いですよ」
「往生際が悪りぃな、御前。ま、そっちが自己紹介したんだから、俺もしねぇとな。俺様は“てめぇを造った組織”の幹部と、この組織のボスをやっている、白雪真希だ。……そうだな、“真希様”って呼べよ。“琴葉”」

「……“女っぽい名前の白髪クソヤクザ”で良いですか? ねぇ、ヤクザさん」

額に銃が突き付けられる。……少々、怒らせ過ぎたか。というか真冬さんの兄弟?


「調子に乗んじゃねぇよ、木偶が。てめえは俺様の管理下で、俺様の人形として働け」


……これは、本気でマズイ事になった。



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