暁 〜小説投稿サイト〜
魔法が使える世界の刑務所で脱獄とか、防げる訳ないじゃん。
第56話 馬鹿なの阿呆なの死ぬの?
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「今、なんて?」
「だから、オレは琴葉が好きだ」
「今、なんて?」
「だから、オレは琴葉が好きだ」
「今、なんて?」
「だから、オレは琴葉が好きだ」
「許せるかぁぁあああああああああああああああ????」
現在、私が依頼の報告の為にマフィアビルにいる湊さんの元を訪れて居るのだが……
湊さんは私の報告そっちのけで、何故か着いてきた橙条さんと言い争いを始めた。
「琴葉は私の妻?? 君には渡せない??」
「ハァッ?? 彼奴は結婚してねェじゃねェかよ。何が妻だ! そりゃ妄想だ??」
「妄想? あと一年、否一ヶ月もすれば琴葉は私と結婚するだろうね」
「琴葉はマフィアを抜けたンでね。今は第一魔法刑務所の看守だから、てめぇが手ェ出すのは不可能なンだよォ」
「真逆ッ?? 琴葉はまだマフィアに所属して居る。琴葉は諜報員なのだよ」
「だからっつっても、近くに居ンのはオレだ。てめぇに譲る程オレぁ甘くねェよ。それでも琴葉と一緒に居てェつんだったら、今すぐ豚箱にぶち込んでやる」
「やってみろよクソ雑魚野郎」
「上等だクソカス野郎」
やるなって。
「そんなに喧嘩しないで下さいよ。貴方方が戦ったらこの建物が崩壊しかねないんですけど。実際、橙条さんは一階と地下牢獄を壊してますし」
「じゃあ琴葉は私と橙条君、どっちが良いのかい??」
「ずっと喧嘩してる人は嫌いです。喧嘩してない時なら、二人とも好きですよ」
「てめぇの“好き”は完全に“like”じゃねェか! オレが言ってんのは“love”の方で」
「分かった上で言っていますが?」
と言うか、喧嘩してるんだったら私は帰っていいですよね?
「琴葉様。自宅までお送りします」
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
仁がエスパーでした。
「「ちょっと待てッ??」」
「はい。ちょっと待ちました。さようなら」
「「待ちやがれッ????」」
「……なんですか。私、喧嘩に巻き込まれるのだけは本当に勘弁なんですけど」
「おいマフィア首領?? 漢ならラップで勝負だろあ゛ぁ????」
「良いだろう。やってやる」
「駄目です駄目です駄目です???? 完全に“ヒ◯ノシスマイク”に影響されてるじゃないですか??」
「知るかボケェ??」
「さっさとマイクを出せ。勝負だ」
「マイクも出さない、勝負じゃない! ……って、そんな面白そうな顔でマイクを用意しないで下さいよ、響?? それも四本??」
「いいじゃねぇか。こーゆーのは楽しい方がいいだろぉ?」
「遂に湊さんの前で敬語外したメイドこんにゃろぉカッコいい」
「琴葉様が狂った」
「ハッ……って、そのマイクは真逆ッ??」
「精神干渉できる魔法を掛けてあるぜ」
「アウトォォオ
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