暁 〜小説投稿サイト〜
女神と星座の導きによりて
星32 銀河戦争
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
星矢が日本に帰った日から数日。
 日本で銀河戦争が始まったらしいですよ。サガが言ってました。
 流石におこでしたねぇ。
 まぁ、聖闘士の私闘は禁じられてますから仕方ないんですけど……。
 それに内緒で活動していた聖闘士の事も、世界に知られてしまった訳で。
 しかもトドメが優勝した青銅聖闘士が”黄金”のパンドラボックスを手に入れるとなってますから余計でしょうね。
 写真を見ると、どう見てもそれは射手座のパンドラボックスな訳でして。
 どうやらアイオロスはこの扱いに了承したみたいです。
 まぁ、優勝賞品無しの大会とか、盛り上がらないでしょう。
 そして、しばらくすると教皇宮に一人の兵士が乗り込んで来ました。
 なんぞ?

 「きょ、教皇!大変でございます!」

 「そんなに慌てて、一体どうしたのだ」

 「あ、あの!あ!あい!げほっ!ごほっ!」

 相当慌ててますね。私に水を貰い、一息つくと

 「はぁっ!大変失礼しました!教皇、一大事でございます!」

 「うむ、申してみよ」

 サガも改めて姿勢を正し、兵士の言葉を待ちます。

 「はい、あ、あの、聖域の裏切り者!逆賊アイオロスが!アイオロスが生きておりました!!」

 「な、何っ?!」

 うわっ、此処でバレましたか。
 
 「かの私闘を繰り広げている”銀河戦争”にて、決勝戦の相手として立ちはだかったのは、車椅子に乗って優勝候補である青銅聖闘士相手に生身で立ち向かうあの姿。間違いありません!彼奴は射手座のアイオロスでございます!」

 全く、アイオロスは……何やってるんですかー!多分、まだ完治もしてないでしょうに、出てくるだなんて!
 つい、怒ってしまう所ですが、もしかしたら沙織の案である可能性もあります。
 私闘する聖闘士達の話だけでも怒っているのに、そこで射手座の黄金聖衣が優勝賞品。しかもアイオロスが生きている、荒波が立ちますよね。
 サガにとっては恐らく、嬉しさと申し訳なさが込み上げてきてそうですけど、悪サガにとってはそうではないでしょう。
 つまり、自分のしでかした悪事、本当はアテナの暗殺はサガがしようとした事、教皇が偽物である事が暴露されるでしょうし、悪サガはアイオロスの近くにはアテナが居るであろうと予想するハズです。
 
 「あの、射手座のアイオロスが……。 ! この事を知っているのは後は誰だ?」

 「恐らく私だけではないかと」

 おや、どういう事でしょう?

 「ん?何故だ。アイオロスだと気付いたのは他にもいるハズだろう」

 「いえ、彼奴は……顔上半分を仮面で隠しておりましたから」

 はい?覆面レスラーの仲間かな?なんて言ってみましたけど顔半分隠してあたのに、アイオロスだと思った根拠はな
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ