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女神と星座の導きによりて
星32 銀河戦争
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 「貴方の事です。この聖域に居る黄金聖闘士を全員呼び出して、日本に向かせ、アイオロスを殺しに行かせると思っていました」

 本当に意外でした。
 悪サガの事ですから、本当にそうするであろうと思っていましたので。

 「何、ちょっとした余興を思いついただけの事よ」

 「余興、ですか」

 こやつ、何をするつもりなんでしょうね……?

 「ふっ、お前風に言えば”思わぬ事が起こってしまった。”そんな所か」

 「…………」

 すっごい嫌な予感がするんですが?

 「まだその時ではない。それまで精々足掻いてみる事だ」
 
 そんな言葉を残し、悪サガは教皇宮の奥へ消えていきました。
 本当に何をするつもりなんですかねぇ……?
 
 「ふむ……、とにかく悪サガの言う通り足掻きまくってみせますよ」

 後、油断せずに行きまっしょい!


 □■□■□■□■□■□■


 そう思っていましたが、まさか後にあんな事になるだなんて……

 「思っていなかったのです……」

 「おい、あいつ、何か語りだしたぞ」

 「気にしたら負けだ。デス」

 「昔からだが、飽きないのか。あれ」

 ええい、外野うるさいですよ!
 あれから教皇宮の私の部屋で、お茶を飲んでいた時にこんな会話してました。
 まぁ、そろそろこのやり取りも出来なくなる可能性がありますからね。
 真剣に頑張らなければ!
 目指せ!出来る限り死亡回避!目指せ!黄金全員生存!(言い方変えただけで同じ意味)
 シオン様ごめんなさい!貴方は不回避でした!
 
 「これってシオン様ファンに怒られる言い方でしょうか?」

 「お前の心の中が読める訳じゃねーからな?いきなりシオン様ファンとか言われても、わっかんねーからな?」

 カニさん貴方、前に読んでいませんでした?気のせいではないハズ……。
 
 「お前の顔に出てんだよ」

 「そんなにわかりやすいですか?」

 ぺたぺた顔を触っていると、頬にデス君が触れてきてどうしたのかと、顔を上げてみたら、いきなり部屋の扉が開いた時にはデス君が吹っ飛んでいました。
 で、デス君ー!?

 「真名、危なかったな……」

 「サガ……貴方、タイミング良かったですけど、どこからか見ていたんですか?」

 元のサガってたまに?うん、たまに。
 たまに動きというか何処かで見ていたのでは?と言いたくなる感じにいきなり登場するんですよね。
 結構驚くんですよ?でも、私にとっては悪い事ではないので良いんですけどね。
 改めて思いますが、こういうやりとり、大事にしたいです。
 サガとアイオロス、仲直り?してもらいたいですし。
 沙織とも仲良くしてほしいですか
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