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女神と星座の導きによりて
星31 一時の別れ
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いうか、”やはり”とか言われているから、なんか前から疑われていた感半端ないんですけどー!!
 せ、背中に冷や汗が……、や、ヤバいです……。
 でも、もしかしたら何か正体バレの良い布石になるかも?

 「さてはて、どこから見ていたのです?」

 とりあえず、さぁ!言いなさい!どこからどこまで見てました!?ハリー!ハリー!!

 「君が星矢と別れた時から見ていた」

 結構前から居たぁー!

 「星矢にはお別れの挨拶をしなくても良かったんですか?」

 「恐らく見送られるのが気恥ずかしかったのもあるのではないかな?なんの連絡もなしに行ってしまったから、そうだと思う」

 「そうですか」

 やっと冷や汗が引きました。とにかく、なんとか切り抜けないとですね。

 「で、アイオリア様?私に何か言いたい事があるのではないですか?」

 この際はっきりしましょうね!

 「……君は何者だ?」

 「教皇宮の女官見習い……いえ、今では普通の女官ですね。それ以外にないのでは?」

 さて、どう来ます?

 「さっきの音速の拳。説明してはくれないのかな?」

 「ただ、気まぐれに習わせられただけですよ。アフロディーテ様に」

 ディーテ!名前をお借りします!

 「魚座のアフロディーテに……?音速で動けたという事は、君は聖闘士の弟子か、或いは……どこかのスパイか何かではないか?アテナがお望みになったというのも噂でしかないからな」

 おおう!そこを突かれましたか!でも、まだまだです!

 「スパイはないですね」

 「ん?」

 「他の黄金聖闘士様方からも聞いてみてください。私の身はそれで証明されます。そうですね……」

 また、ここはお名前をお借りしますよ!

 「シャカ様とか」

 シャカ!君に決めた!

 「しゃ、シャカだと!?」

 おおー、驚いてます驚いてます。
 まぁ、シャカですからね。仕方ないですね。
 ちょっと、いえ、かなり嫌でしょうけど、証人位にはなってもらいますよ?シャカ。 

 「はい、シャカ様でしたら、私の身を証明してくださるでしょう。それに、私は絶対にアテナを裏切る行為は致しません。この命に代えてでも」

 「!!」

 ええ、産んだ訳ではありませんが、沙織は周りの人々に支えられながらも、私が育てました。例え、女神であっても”私の”大事な子です。
 裏切る訳もなければ、敵のスパイだったとしても、その相手を裏切って沙織の味方になってみせます!それ位の覚悟位、とっくにしています!

 「アイオリア様、私を信じろとは言いません。でも、どうか、今は引いては下さいませんか?いつか、女神の御前ではっきりするでしょう。私が何が目的で、何
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