暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百十二話
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
トの為に穴が多く空いている…。
陣地にはいいでしょう)

リムは気配と音に気を付けながら、少しずつ後退した。




円香はエレンに対し、ライフルのトリガーを引いた。

軽い発砲音と共にBB弾が吐き出される。

(っ…! 弾が遅い!)

弾が届く頃には、エレンはもうそこにはいない。

(もっと近づかないと…)

円香が遮蔽物の影から身をだし、エレンへ突撃する。

エレンも近付かせまいとライフルを撃つ。

(これくらい避けられるっ…!)

連射とはいえ、たかだか一人分だ。

その程度なら三人には見えるし避けられる。

(射撃が正確だから避けられる…! ある意味私達のじゃくてん!)

エレンの射撃も、円香の射撃も反動ではぶれない。

気功で強化された肉体が完全にグリップを保持する。

「っ…!」

エレンが大きく飛び上がり、積み上げられた資材を越えて後退した。

「逃がさない!」

円香が資材を飛び越え追撃。

パンパンパンパン! とエレンがハンドガンで牽制する。

そしてエレンの手には細い何かが握られていた。

健在の中から取ったEカーボンの棒だ。

エレンがそれを片手で回すと黒く透明な壁ができる。

「織斑流武器術スピニングシールド!」

「あー! エレンずるーい!」

エレンは半身になりスピニングシールドに身を隠しながらハンドガンを撃つ。

円香がドラム缶に身を隠す。

二人が資材に囲まれて撃ち合っているのを、リムは上から傍観していた。

「今ですね」

FAを整備するためのキャットウォークの上で伏せていたリムが二度トリガーを引いた。

それらは弱いながらも確りと届き…。

ぺちぺちぺちぺちぺち!

「「!?」」

円香とエレンに命中した。

ばっと二人がFAハンガーの方を向くと、ゆっくりと立ち上がったリムがフッと笑った。

「二回戦のルールを決めましょう!」

リムが口に手を当てて二人を呼んだ。

悔しそうにリムのいるキャットウォークの下に来る二人。

リムがトン、とキャットウォークから飛び降りた。

「「むぅ………」」

「取り敢えず次は加速魔法だけ解禁しませんか?
このエアガンは弾が遅すぎますし。
それと目の周りだけ対物障壁も」

「「さんせい!」」

「三回戦は三回戦で考えましょう」






二回戦が始まった。

円香とエレンはスピニングシールド用の棒を持っている。

(ふふふ…加速術式を込めたBB弾はスピニングシールドじゃ弾けませんよ?)

FAの脚部パーツの穴からライフルの銃身を覗かせる。

左手には、ハンドガンを握っている。


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ