四十七枚目
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っ張って炬燵から出す。
そのままプラーンと持ってジュスヘルに差し出す。
「分身か?」
受け取ったジュスヘルが言った。
「おう」
「あと五匹くらいくれないか?」
「そんなにどうすんだよ…」
サイズダウンした手のひらサイズのプチドラゴンをチビドラゴンの上に10匹くらいのっける。
「ぷきゃー」
「うきゅー」
「ぷきゅー」
うん、出しすぎた。
超喧しい。
「きゅー」
「煩いから早く持ってけよ」
「これお前自身だろう?」
「正確には俺が能力で作り出した子機だ」
「吸血鬼のコウモリみたいなものか?」
「そんな感じ」
ジュスヘルが転移したのを見送り、また炬燵でまったりする。
「セラフォルー、お前酒飲む?」
「もうどうとでも呼んでおくれよ…」
「じゃぁ無礼講って事でセラな」
「まぁいいや。 日本酒あるの?」
「あるよ」
父さんから貰った日本酒を炬燵の上に置く。
「藍華とミルたんは?」
「もらおうかしら」
「初めてだが…飲んでみるかな…」
side out
姫島神社
「篝は無理だったがコイツらを貰ってきたぞ」
ジュスヘルが戻るなり手の中のドラゴンが勝手に飛び出した。
パタパタと羽を動かして、全員ストーブの前に集まって寝始めた。
「この子もらうよー」
ヴァーリがチビドラゴンを手に取った。
「くるる…?」
コテン、と首を傾げるチビドラゴン。
「これはこれでかわいいね…」
「ヴァーリちゃんわたしにもそっちの子ちょうだい」
「はい、朱璃さん」
ヴァーリはもう一匹のチビドラゴンを朱璃に渡した。
「くゅるる…」
「小さくても翼は篝と同じなのね…」
朱璃が翼を撫でながら、微笑む。
「んー…見たところエネルギーの流れも篝のミニチュアですね」
ヴァーリがチビドラゴンをひっくり返してお腹をぷにぷにつつく。
堕天使三人娘もプチドラゴンを一匹ずつ手に取る。
「小さいとかわいいわね…」
レイナーレが人差し指で顎の下を撫でると気持ち良さそうに目を細めた。
「ぷきゅー…?」
「この子ら鱗までぷにぷにしてるっす!」
「ソフトシェルクラブみたいだな……」
「きゅぴぃっ!?」
カラワーナの手の上のプチドラゴンが逃げ出した。
「いや食べないけどな」
プチドラゴンはヴァーリのうでの中のチビドラゴンの羽の下に潜り込んだ。
そこへグザファンが入ってきた。
「お? 篝の分身か?」
ストーブの前で丸くなるプチドラゴンを見て…。
「饅頭みてぇだ
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