哀れな男、心の闇、悲しい結末
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だ…
一緒に嬲り殺されたに違いない!いい気味だ!
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俺はさっさとモップがけを終わらせ、自室へと帰る。
自室と言っても、店が提供するボロアパートだ。家賃は給料からの天引。
店長のアホにゴチャゴチャ言われなければ、もっと早く帰れたのに…
あのアホ、いつかぶっ飛ばしてやる!
今日も夕方になり、俺は酒場へ仕事に出かける。
店長のアホが、遅刻だ何だと喚いている。
朝、時間以上働いてたんだから、遅れて来ても構わねぇーだろーが!!
相変わらずムカつくヤローだ!
取り敢えず詫びの言葉を吐いて仕事に取り掛かる。
ステージでは既にクラリスが踊っている。
本当に良い女だ!
絶対俺の物にしてやる…こんだけ毎日口説いてんだ。もう少しで落ちるはず!
そうしたら毎日犯してやる!
ステージで腰を振るか、俺の上で腰を振るかの毎日にしてやるぜ!
そんな事を考えていたら、先輩黒服の『ゴドラド』が俺の頭を小突いてきた。
「テメェー、何サボってんだ!今日、遅刻してんだからその分多目に働けボケェ〜!」
本当、この店はムカつくヤツらばかりだ!
いつかぶっ殺してやる!
その日俺は裏方の仕事を押し付けられた。
皿を洗ったり、倉庫から酒を運んだり…
そろそろクラリスが上がる時間だ!
俺は仕事を放り出し、クラリスを迎えに行く。
店内に入ると、クラリスはステージ衣装のまま、客とテーブル席で会話をしている…朝のスカした男だ!
顔を近づけ楽しそうに会話をしていたが、立ち上がり二人して宿屋へ向かって行った!
ふざけやがってあのヤロー!!
その女は俺の物だ!手ぇ出してんじゃねぇー!!
俺は男をぶっ飛ばしてやろうと思い、ヤツの元へ近付く………前に、突然店長が現れて俺に怒鳴りだした。
「テメー今日は裏方だろが!何で店内でサボってんだ!ちょっと来い!」
俺は後ろに控えていたゴドラドに胸ぐらを捕まれて店長室まで連れて来られた!
クソ!今それどころじゃねぇーんだよ!
俺の女が食われちまうだろが!!
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もう1時間近く説教をされている!
ゴドラドは店内に戻ったが、店長の小言は尽きる事が無い!
俺の我慢も限度を超えた!
「うっせーんだよ!クソオヤジ!!」
俺の拳が店長の左頬にめり込む。
血を吐いて倒れた店長に、2度3度と蹴りを入れ俺様の怒りを思い知らせる!
本当はまだやり足りないが、それどころではないので、この辺で勘弁しておいてやった。
慌てて宿屋に向かい、受付のオッサンにヤツの部屋を訪ねたが『そう言った事を教える事は出来ない!』と、ナメた事抜かしやがった。
2.3発ぶん殴ってやったら、泣きながら喋ってきた。
最初から素直に喋っていれば痛い目をみないで済んだものを………
俺
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