十二話目
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現れる。
それを確認すると四季へとその言葉を残して背中から羽を広げ、ナイトローグは飛び去っていく。
「あいつ、ライドウォッチが目的だったのか?」
四季の手の中にあるのは龍騎のライドウォッチとオニキスのカードデッキの二つ。
敵の狙いは二つのライドウォッチだった、そう考えるとそれ以外に選択肢はなかったとはいえ敵の思惑通りに動いてしまった感がある。
例えようのない不安を感じてしまうが、それでも何とかなったことは素直に喜ぶべきだろう。
「この度は本当にありがとうございました」
念の為にと匙を含めた眷属が病院に運ばれた後、ソーナは改めて四季たちへと感謝の言葉を述べる。
「別に気にしなくても良い。今回は偶々オレの手元に解決させる手段があっただけだ」
「いえ、それでも私たちが助けられたのは事実です。それと、申し訳ないのですが」
ナイトローグやアナザーリュウガの危険性を考えて姉に報告する為、後日四季たちの持っているナイトローグの事について教えてもらいたいと言ってソーナは立ち去っていった。
生徒会役員の眷属全員が入院する羽目になったのだから暫くは大変だろう。
こうして、多くの謎を残しながらも、ナイトローグとの初遭遇になった一件は、新たにオニキスの力を手に入れ、敵が残した龍騎ウォッチを入手した結果でアナザーリュウガの事件は解決したのだった。
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