暁 〜小説投稿サイト〜
魔法が使える世界の刑務所で脱獄とか、防げる訳ないじゃん。
第55話 謹慎中でも仕事はあるよ?
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ゃない。

それは、人形の考え。

「ぅぅううう……」
「いきなり唸って、どうしたンだよ」
「なんでもないです……ん」
「にゃぁあ」
「ね、こ……それも、白猫……探してた猫ちゃんだぁ!」

可愛いなぁ。
思わず抱き上げて、橙条さんがしてた様に頭を撫でたり、顎の下を擽ってみたりする。あー癒し。依頼引き受けて良かった。

「橙条さんも如何です? 癒しですよ」
「否……既に大分癒されてる……」
「へ、なんて? それに顔赤いですよ?」
「否、なンでもない??」


◇ ◇ ◇


「次は……無法地帯で起こっている喧嘩を制裁しましょうか。周りに被害が出ているそうですからね。まぁ、危険ですので待っていて下さい」

「はァ? 女のてめぇに任せて、男のオレがビビって逃げる訳ねェだろうが」

???きゅん。

「あ……? 何顔赤くしてンだよ」

いやいやいやいやいやいやいやいやないないないないないぜったいないないないないなんでなんでなんで「きゅん」て、「きゅん」って??

「もしかして……惚れたか?」
「ほ、惚れてなんか……?? 私はマフィアの人間で、看守なんかに靡いちゃいけな」
「良いんだぜ? オレを選んでも。マフィアの首領サマが反対するかも知れねェけど」

ああああああああああ多少カッコいい台詞を言っただけ! 過剰に反応しない?? 落ち着く??

「……って、橙条さんも顔赤いですよー。惚れました?」
「(なんつー顔してンだよコイツ……顔真っ赤にしてこっち見やがって……それに、首……紅いの見えてンだが……? あー、ムラムラしてきた)知るかよ。つーか、依頼の方は?」
「そろそろ現場に着きます。銃弾と魔法に気を付けて下さい。一応再生も蘇生も出来ますが、味方が死ぬのは好きじゃないんです。取り敢えず、全員無力化して下さい」


◇ ◇ ◇


「……はぁ、ッ……ぁあ、っ……」
「はっ……う、っ……」
「「……ぁぁぁあああああ……??」」

・ ・ ・ 。

「てめっ……ンな声……あげんじゃ、ね……ッ、はぁ……」
「橙条さ、も……そんな、こえ……はぁ、っ……出さない、で……」
「「……ん、ぅ……あ、ぁ……はぁ……!」」

・ ・ ・ 。

「「疲れたぁあああああああ……??」」

安心して下さい。
わるいことはしてません。
するとしたら……このあとです。

「依頼も終わった……またヤらねェ?」
「どんな御誘いですか……偶然、綺麗なベッドがあっただけで、なんで……急に」
「てめぇがあんまりにも良い声で鳴くからよォ? ムラムラして来た」

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