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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第15話
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ウスは不思議そうな表情で訊ねた。
「遊撃士協会の情報によるとどうやらメンフィル・クロスベル連合は内戦の間に結社のトップの”盟主”を含めた最高幹部クラス――――”盟主”や”蛇の使徒”の大半を抹殺していたらしいのよ。」
「なっ!?結社のトップや”蛇の使徒”が!?」
「一体何があって、そんな超展開になっているのよ…………あら?という事はヴィータは今どうなっているのかしら?」
「あ…………サラ教官、ヴィータ姉さん――――”蒼の深淵”はどうなったんですか!?」
サラの説明を聞いて仲間達と共に血相を変えたマキアスは驚きの声を上げ、溜息を吐いた後呟いたセリーヌの疑問を聞いたエマは呆けた後血相を変えてサラに訊ねた。

「”蒼の深淵”については現在消息不明よ。現在唯一生存が確認されている”蛇の使徒”は第七柱――――”鋼の聖女”という二つ名の”蛇の使徒”なんだけど、その”鋼の聖女”は自分直属の部隊である”鉄機隊”と共にメンフィルに寝返ったらしいのよね…………」
「ハアッ!?」
「け、結社の”蛇の使徒”がメンフィルに!?」
「その話も気になるが”鋼の聖女”とやらは”槍の聖女”と何か関係があるのだろうか…………?どうやらその”鋼の聖女”とやらが”神速”――――”鉄機隊”の主のようだが…………」
疲れた表情で溜息を吐いて答えたサラの話にセリーヌとエリオットは驚きの声を上げ、ラウラは真剣な表情で考え込んでいた。
「………サラ教官、その”鋼の聖女”とかいう蛇の使徒がメンフィルに寝返ったという事はまさか結社の”盟主”や”蛇の使徒”が抹殺されたのはその”鋼の聖女”とやらの裏切りによるものなのか?」
「ええ、状況からして恐らくその可能性が高いと遊撃士協会は判断しているみたいよ。で、肝心のリィン達の件についてだけど…………どうやらあの子達がメンフィル軍に所属してクロスベルに侵攻したエレボニア帝国軍をメンフィル軍の一員として殲滅したという話は本当らしいわ。―――それもリィンやセレーネだけでなく、エリスも。」
ユーシスの質問に答えたサラは気まずそうな表情でアリサ達にとっての凶報を伝えた。

「そ、そんな…………っ!?」
「しかもリィンやセレーネだけでなく、エリスもメンフィル軍に所属か。メンフィルにはメンフィル皇族に重用されているエリゼがいるから、リィン達が無理矢理メンフィル軍に所属させられた可能性は低いだろうね…………ちなみに、リィン達の件についての情報を遊撃士協会はどうやって掴んだの?」
サラの説明を聞いたアリサは悲痛そうな表情で声を上げ、フィーは複雑そうな表情で呟いた後サラに訊ねた。
「リィン達の情報を掴んだのはクロスベルにある遊撃士協会の支部よ。クロスベル支部の話によると迎撃戦が始まるとヴァリマールが”戦場”に現れて次々とエレボニア帝国軍の空挺部隊を撃
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