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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第14話
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殿下のお気持ちはとても嬉しいのですが、まずはエリス達に相談したいので、できれば保留にして頂きたいのですが…………」
期待を込めた表情のアルフィンに見つめられたリィンは何とか時間を稼ごうとしたが
「あ、ちなみにここに来る前にエリスもそうですがエリゼさんやセレーネさんにもわたくしのリィンさんへの想いを伝えて、わたくしもリィンさんに抱かれてエリス達と”同じ関係”になる許可もいただいていますから、エリス達に相談する必要はありませんわよ♪」
「………………………………」
アルフィンの答えを聞いて逃げ道が防がれた事を知ると表情を引き攣らせた。

「もしリィンさんがわたくしの幸せを願ってくれているのでしたら、どうかわたくしをエリス達のように抱いてリィンさんの愛人にしていただけませんか…………?」
「…………フウ。先ほども言ったように、殿下に限らずここまでしてくれる女性に対して愛人にするような失礼な事はしませんよ。女性の操を奪う以上、その責任は当然取らせて頂きます。」
「リィンさん…………!嬉しい…………!どうか、わたくしの事はこれから敬称なしで名前を呼んでくれませんか…………?」
リィンの答えを聞いたアルフィンは微笑んだ後リィンの胸に寄り添ってある事を要求し
「ぁ…………わかった―――”アルフィン”。アルフィンの事も必ず幸せにするから、改めてよろしくな……………………」
アルフィンの要求に一瞬呆けたリィンはアルフィンを呼び捨てにした後アルフィンを抱き締めてアルフィンに口づけをし
「…………あ…………(リィンさん…………)」
リィンに口づけをされたアルフィンは幸せそうな表情を浮かべて自分を抱き締めているリィンを抱き締め返してリィンの口づけを受け入れ、その後リィンに抱かれた。

こうして…………悲壮な決意でメンフィル帝国に向かったアルフィンは数奇な運命によって叶うはずがない恋を叶える事ができ、リィンの仲間として…………そして将来を共に生きることを前提とした恋人としてエリゼ達と共にリィンを支える事となった――――

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