第14話
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を崩して嬉しそうにしているユリーシャの様子にアイドスは苦笑していた。
「「に・い・さ・ま〜〜〜〜〜!?」」
「お、俺は無実だ――――――ッ!」
そして我に返ったエリゼとエリスは膨大な威圧を纏ってリィンに微笑み、微笑まれたリィンは思わず疲れた表情で叫んだ。
PM10:10―――
アルフィンが仲間になったその日の夜、自室に備え付けているシャワーを浴びたリィンはベッドに倒れこんだ。
〜リィン少佐の部屋〜
「きょ、今日は精神的な意味で疲れた…………まさか殿下が俺の部隊に配属されるどころか、現時点での処罰内容を受け入れて俺の使用人兼娼婦になるなんて…………」
ベッドに倒れこんだリィンは今日起こったとんでもない出来事であるアルフィンの件について思い返した。
わたくしの身体はご主人様だけのものなのですからもしわたくしを抱きたければ、いつでも仰ってください、”ご主人様”♪
「俺が望めば”帝国の至宝”と呼ばれたアルフィン殿下を…………って、何を考えているんだ、俺は!?ベルフェゴール達の件で最近淫行続きだったから、頭がおかしくなったのかもしれない…………心を落ち着かせるために寝る前に精神統一をしておくか…………」
アルフィンの自分に向けた発言を思い返してふと自分がアルフィンを抱いている様子を思い浮かべたリィンはすぐに我に返って精神統一を行おうとしたが、扉がノックされた。
「(こんな夜遅くに誰だ?)…………誰ですか?」
「―――アルフィンです。夜分遅くに申し訳ありませんが、入ってもよろしいでしょうか、リィンさん。」
「へ…………!?え、ええ、どうぞ。」
アルフィンが自分を訊ねた事に驚いたリィンだったがすぐに気を取り直して入室するように促した。
「…………失礼します。」
「アルフィン殿下、こんな夜遅くに自分に何の御用でしょうか?」
「ふふっ、何度も言っているようにわたくしは”エレボニア皇女”の身分を捨ててこの場にいますし、リィンさんはわたくしの”主”であり、メンフィル軍の”上司”でもあるのですからもっと気安い呼び方をして頂けないと、他の部下の方達に示しがつきませんわよ?」
「うっ。まあ、それについては可能な限り早く慣れるように努力します…………ハハ…………」
アルフィンの指摘に唸り声を上げたリィンは苦笑した。
「―――でしたら、すぐにでもわたくしの事をもっと気安い呼び方で呼べるようにわたくしも協力致しますわ。」
「へ。」
そしてアルフィンの言葉にリィンが呆けた声を出したその時、何とアルフィンは服を脱いで下着姿になった!
「ちょっ、殿下!?突然何を!?」
(うふふ、女がこんな夜遅くに男の部屋を訊ねた時点で何が起こるか普通なら”察する事ができるわよ”、ご主人様♪)
下着姿にな
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