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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第14話
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そうだが…………」
「え………私達とですか?」
「一体どなたが…………お兄様、その方はいつこちらに?」
ステラの質問に答えたリィンの答えを聞いたエリスは目を丸くし、セレーネは不思議そうな表情でリィンに訊ねた。
「今エリゼが迎えに行っているからもうそろそろ来るは『兄様、私達の部隊に配属された新たな義勇兵の方をお連れしました。』…………どうやら来たみたいだな。―――ああ、入ってくれ。」
セレーネの疑問にリィンが答えかけたその時扉がノックされてエリゼの声が聞こえ、リィンは入室の許可を部屋の外にいるエリゼに伝えた。

「…………失礼します。」
そしてエリゼが部屋に入ると、エリゼの後に”メンフィル帝国の紋章が刻み込まれたメイド服を身にまとったアルフィン”が部屋に入ってきた!
「な――――――」
「ええっ!?」
「まさか貴女は…………」
「おいおい…………どうなってんだ?」
「……………………」
自分達にとってあまりにも予想外過ぎる人物―――アルフィンの登場にリィンは絶句し、セレーネは驚きの声を上げ、アルフィンに見覚えがあるステラは信じられない表情をし、フォルデは困惑し、アルティナは呆けた表情でアルフィンを見つめ
「―――姫様!?」
エリスは信じられない表情で声を上げた。

「エリス…………っ!」
アルフィンはエリスに駆け寄るとエリスを抱き締め
「やっとまた会えたわね…………!クロスベル侵攻軍と戦った事は手紙で知らされていたけど、無事で本当によかった…………!」
「姫様…………あの、何故姫様がこちらに…………?というかその服装は一体…………」
抱き締められたエリスは抱き締め返しながらアルフィンの自分への気遣いに感謝した後、アルフィンと離れて戸惑いの表情でアルフィンを見つめた。
「―――”アルフィンさん”、積もる話はあるでしょうがまずは兄様達に自己紹介をお願いします。」
「はい。―――改めまして、此度エレボニア帝国征伐を行うメンフィル帝国の”義勇兵”の一人兼リィン少佐にお仕えする使用人兼娼婦としてリィン少佐の部隊に配属されることになった”アルフィン・レンハイム”と申します。どうかお見知り置きを。」
エリゼに促されたアルフィンはリィン達に上品な仕草で会釈をして自己紹介をした。

「……………………」
「リィンの使用人兼娼婦は例の要求内容だが、それを抜きにしても戦争相手の国の皇女がメンフィルの義勇兵としてここに配属って色々な意味で無茶苦茶だな、オイ…………」
「メンフィルが求めるアルフィン殿下の処罰の件については先日私もリィンさん達から教えてもらいましたが…………何故、エレボニアにいるはずのアルフィン殿下が我が軍に…………」
「それにアルフィン殿下はご自身の事を”アルフィン・レンハイム”と仰っていましたが………
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