第14話
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フィルの要求内容について意見し辛い立場ですから、アルフィン皇女の件を知ってもその結末に納得せざるを得ないでしょうね。」
リウイの答えにイリーナが複雑そうな表情をしている中、エクリアは静かな表情で頷いた。
「あの…………内戦の件でリベール王国に免じて開戦を待って頂いたと仰いましたが…………」
リウイ達の会話内容が気になったアルフィンはリウイ達に訊ね
「……………実はアルフィン皇女もご存知のように内戦の最中に起こった出来事――――アルバレア公爵に雇われた北の猟兵達による”1度目のユミル襲撃”、カイエン公爵達貴族連合軍による”2度目のユミル襲撃”の件でそれぞれメンフィル帝国は王都にあるエレボニア帝国の大使館にそれぞれの襲撃に対する謝罪や賠償としてメンフィルが求める要求をメンフィルが決めた期日以内に実行しなければ、開戦する事を警告したのですが…………その時にそれぞれアリシア女王とクローディア王太女が仲介に入って、メンフィル(私達)に開戦を考え直すように説得し、リベールと盟を結んでいるメンフィル(私達)は盟友であるリベールに免じて内戦が終結するか”ユミル襲撃”のようなメンフィルとエレボニアの間で何らかの国際問題が発生するまで”開戦を止めるための3度目の要求”をする事を待つ事にしたのです。」
「最も2度目の説得の際は幾ら盟友のリベールの頼みであろうと『3度目はない』事やこれ以上エレボニアを擁護する事を行えば、メンフィルはメンフィルとエレボニアの戦争の際リベールを第三者――――つまり、”中立の立場として認めない為リベールの仲介には応じない”事を言い含めたがな。」
「そうだったのですか…………リウイ陛下、もし戦争が終結した際は、アリシア女王陛下達に感謝の言葉を述べる機会を設けてはいただけないでしょうか?」
イリーナとリウイの説明を聞くと目を丸くした後リウイにある事を頼んだ。
「そのくらいならいいだろう。――――明日にはリィン達の元に到着する手筈を整えるから、今夜は大使館で休むといい。」
「はい…………!」
翌日――――アルフィンはリウイの手配によってリィンの使用人兼娼婦、そしてメンフィル帝国の”義勇兵”としてリィンの元に送られる事になった。
1月15日、AM11:20―――
〜メンフィル帝国軍・魔導戦艦ヴァリアント・ブリーフィングルーム〜
「それでリィンさん、先程ブリーフィングが終わったばかりなのにわざわざ私やフォルデ先輩どころかエリスさん達まで集めた理由を教えて頂きたいのですが…………」
「ああ、さっき内線でゼルギウス将軍閣下から入った連絡なんだが…………俺達の部隊に義勇兵が新たに一人追加される事になったから、その顔合わせの為に集めたんだ。将軍閣下の話によると何でもその義勇兵は俺やエリス達と知り合いだ
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