星28 聖域の日常3
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。ええ、全くもってしないでしょうね。
そんでもって感動して泣いてしまったとか……。
どんだけですか!?サガ、マジで精神的に参ってますね!?
とりあえず、精神的に疲れているのであればと、双魚宮にディーテに頼んでおいたハーブティーの茶葉を取りに向かい、サガの元へ戻ってお茶を入れました。
ハーブティーには心を落ち着かせる効果があるので今のサガには丁度いいでしょう。
ストレスやイライラ、不安と不眠で悩む方にはお勧めです。
ただ、ブレンドを間違えると逆効果だと聞きました。(城戸邸の使用人さんから教わりました)
気を付けなければ!
まぁ、とりあえず教わった通りに淹れたので大丈夫でしょう。
そして、それがキッカケとなって手伝う事になりました。
やってみて分かりましたが、毎日ちゃんと仕事をしていれば徹夜しなくても夕方には終わって後は自由時間が出来るみたいですね。
おのれ、悪サガ。
それで、微力ながら私も手伝う事によって睡眠が出来るようになった、という訳です。
しかし、何故悪サガは私を寝室に連れて行くのか……、謎のままです。
まぁ、それは良いのです。慣れましたので。
一番苦労したのは聖域に居る黄金聖闘士達です。
特に私の存在を知っているアルデバラン。
彼にはこっそりと素早さを上げる為の訓練表をこっそり渡したり、たまにこっそりと会いに行ったりしました。
え?正体がバレないのかって?
大丈夫です!何故なら、仮面を付けている姿しかアルデバラン以外の年少組は知らないからです!
聖域を通る時、聖域の新しい女官として特に喋らず、挨拶はお辞儀をする感じですね。
あまり喋る姿も見せていないので声も聞かせていない訳で。
なので、バレる心配は無問題!(多分)
「ふむー、この一年、こっそりするのが慣れてしまいましたね」
「姉さんの事が知られたらサガや私達が困るからね。悪いけど、我慢してもらうしかないんだよ」
「分かっていますよ。それにしても、花園が残っていたのはありがたかったですね。ディーテがお世話してくれたお蔭です」
そうなんです。私が居なかった七年間、ディーテが私の花園のお世話をしてくれていたんです。とても嬉しかったですね。
「薔薇を育てるついでだよ、ついで」
「ふふっ、はい。そういう事にしておきますね」
「本当なのに……」とちょっと拗ねた様に呟いていましたが、分かってしまいますよ。
ちゃんと植物の種類別に肥料を与えていた事、雑草も抜いてくれていた事、色々して下さっていたのが、まるわかりな状態でした。
綺麗でしたもの。
「それにしても、姉さん、元々お茶を入れるのが上手かったけど、やっぱり更に腕を上げたよね。前に居たところでは使用人の
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