第90話 会話は噛み合ってても腹の底はグダグダだったりする
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「う・・・あ、あれ?」
「おぅ、やっと起きたか」
目を開くと、視界いっぱいに銀時の顔が映り、思わず声をあげそうになってしまった。
そんな新八の心境などつゆ知らずが如く起きたのを確認するやさっさとその場から離れてしまった。
「おら、いつまでも寝てねぇでてめぇも手伝え。仕事終わんねぇだろうが」
「終わらないって・・・な、なんじゃこりゃぁ!!」
新八の目に飛び込んできたのは人の形に出来た穴だった。
その穴を修理しようと銀時のみならず神楽やなのは(シュテル)までもが急ピッチで修復作業を行っている所だった。
「銀ちゃん、まだ終わらないアルかぁ?」
「まだ全然終わんねぇよ、見てわかんねえのか? 口動かしてねぇで手ぇ動かせ! てめぇもだからな!」
そう銀時が睨んだ先には見慣れない人が混ざって作業をしていた。
ピンク色の髪に見慣れない服装をした綺麗な女性だった。
そんな彼女が何故か金槌片手に屋根の修理を手伝っていた。
「えっと・・・銀さん、この人、誰ですか?」
「あぁ? あれだよ。シ○タだよ。ラ○○タの」
いい加減な返しをした銀時に少女が物凄い勢いで首を横に振ってそれを否定した。
「いや、違いますから! 私シ○タじゃないから! 飛行石も持ってないし古代文字も読めないし滅びの呪文とかも知らないから!!」
「バ○ス!!」
「ぐわぁぁぁ。目があぁぁ。目があぁぁぁ(棒」
必死に否定する横で滅びの呪文を唱えた神楽と目を押さえてム○カの台詞を超棒読みで熱演するなのは(シュテル)の姿があった。
突然そんなことをしだした二人にギョッとした顔をする彼女を見て新八もまたギョッとした顔をしそうになってしまった。
「えぇっと・・・気にしなくて良いから。この人達悪ふざけが好きなだけだから」
「え!? あ・・・そ、そう・・・なんだ・・・」
明らかに銀時達のノリについて行けてない彼女にフォローする新八。
だが、そんなイケメン的行いをすれば当然の如く絡まれるのわ世の常でありーーー
「んだよぱっつぁんよぉ。可愛い娘を前にして点数稼ぎですかぁ? イケメン気取りですかぁ?」
「マジダサいアル。二次元の萌えキャラにときめくおっさん並みにダサいアル」
「そんなんじゃないから! ただ、この娘どう見ても僕ら側の人じゃないでしょ? 僕らの常識についてこれてないかと思ってフォローしてあげてるだけですよ」
「それでいい関係になった暁にはその人と〇〇〇な事や〇〇〇な事を実践しようというのですね? 分かりますよ」
「ちっとも分かってないよねなのはちゃん! 何、何でそんな発想になっちゃうの? 僕らの原作だってそんなシチュ一度もなかったじ
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