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駄目親父としっかり娘の珍道中
第90話 会話は噛み合ってても腹の底はグダグダだったりする
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下品なボケとか体を張ったギャグ演出とか絶対出来ませんから。他所の作品みたいに適当な感じでボケ演出をスルーされるにきまってますよ」

「まぁまぁそう言ってやんなよお前ら。因みになのは、お前はリリカル側だからな。一応お前も銀魂的ギャグや体張ったボケとかもやってるけど勘違いしてんなよ。っつぅかまた新キャラかよ。いい加減増やすなよ。唯でさえリリカルキャラは生真面目連中が多くて共演してっと肩が凝って仕方ねぇんだよなぁ」

「え? も、もしかして・・・今度は私がターゲット?」

「ま、とにかくアレだ。お前が例え映画でメイン張ってたキャラだろうがリリカルで人気キャラだろうがこの小説に出た以上特別扱いはさせねぇ。まぁアレだな。いきなり頭バーコードとかはやりすぎだからとりあえず鼻の穴からマヨネーズ啜る所からやって貰うか」

「ちょっ、何よそれ! 大体マヨネーズってのはサラダとかに掛けるドレッシング的な奴でしょ? 何でそれを直にしかも鼻から吸わなきゃいけないの!? 絶対無理だから!」

「おやおや、やる前から出来ない発言アルかぁ? これだから最近のゆとりキャラはダメアルよ」

「何で駄目だし? それじゃあんた達は出来るっていうの? 鼻からマヨネーズ啜れるって言うの?」

「見くびんじゃねぇよ。俺らはなぁ、体張ったボケに命掛けてんだ。鼻からマヨネーズだろうがタバスコだろうが見事に啜ってやらぁ」

「それじゃ啜って下さい」

 そう言うなりなのは(シュテル)が取り出したのは一本のタバスコだった。

 それを差し出された時点で回りの空気が突如静まり返ってしまった。

「えっと・・・なのは・・・今のは言葉のアレって奴でさぁ、何も本気でやる訳じゃないんだよ。確かにギャグ的演出だったらやった方が良いんだろうけどだからって今すぐやる訳じゃーーー」

「それでしたらまずトップバッターは私からいかせて貰います。そぉい!」

「ちょっ! バカ止めーーー」

 止めようとしたが既に手遅れだった。

 なのは(シュテル)が自分で持ってきたタバスコの瓶を自分の鼻の穴に入れてそのまま背中を剃り返してタバスコの中身が重力の流れに従って瓶の中から鼻の中に零れ落ちてーーー

「ぬぐううぉぉぉぉぉおおおおおーーー!!!」

「ちょっ! 何この子!? 本当にやっちゃったけどぉ! え? これが普通なの? これがこの世界では普通の事なの?! 訳が分からないんだけどぉぉ!」

「は、鼻の穴に入ったタバスコがぁぁぁ! 鼻の中の膜に直接触れて刺激的な味や匂いが諸にくるぅぅぅ! 何この新感覚! これが若さって事なんですかぁぁぁ!」

「違うからねぇ! それ若さとか関係ないからねぇ!」

「ちょっと銀さん! 何やらかしてんですかぁ! あんたが変な無茶
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