星26 邂逅
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いえ、分かってはいるんです……。その時に本格的に身体を乗っ取られて抗う術が見つからなくて苦しんでいた事は!
でも、だがしかし!駄菓子菓子ですよ!そう思ってしまうのは仕方ないと思うんです!
こらこら、そこで照れてる場合ではないのですよ。
180p以上の大きな男が照れも……そうだった。
見目は男性的ですが大変麗しいですから、気持ち悪い処か、母性を擽られるというか……。
こやつ、お、恐ろしい。(ごくり)
ま、まぁ、それはその辺の端っこにでも置いておいて。
「とりあえず、私を見つけたのは烏座のコルウスですから、彼に感謝する事ですね。本当は帰ってくるつもりはなかったんですから」
拗ねてますという雰囲気を出してプイっと顔を背けました。
「……真名」
「なんですか?」
「コルウスならば……死んだぞ」
…………はい?
「何を……言って……」
「コルウスは死んだと言った」
死んだ……?
「真名よ。何故私がこの双児宮に居るのか、分かるか?」
ま、まさか……!!
「お前を迎えに来たのは確かだが、他にも用事があってな」
「 !? サガ、貴方、気絶しているのではなかったのですか!?」
サガの髪が白くなって……!
「くっくっく、私がそう簡単に気を失うハズなかろう。……確かに、意識は朦朧としていたが」
最後!最後、小声でしたけど聞こえてますよ!
完璧に髪が白くなり、目は真っ赤に染まって顔はサガなのに別人の様になってしまいました。
そう、この姿、人格こそが悪そのもの。私が悪サガと呼んでいる者です。
「私がこの聖域で別れた後、そんなに時間は経っていないハズ。双児宮に元々居たとしても私と別れたばかりの彼にどうやって……!」
金牛宮だって通らなければならないのに!
「真名、私は、いや、”私”が昔からしていた事をしに出掛けた。そのついでにヤツには死んでもらった。それだけの事よ」
昔からしていた事……?
「 ! 慰問ですか!」
そう、私が聖域に居た頃も教皇様は勿論、サガやアイオロス、黄金聖闘士の皆は聖闘士を知っているロドリオ村には良く慰問に訪れいました。
今でもロドリオ村に慰問に行く事は珍しい事ではありません。特に、教皇は。
「そう、慰問の帰りのついでだ。金牛宮では、随分と遊んでいた様だな」
見られていましたか……。
私だって小宇宙を最低限に抑える事が出来るんです。サガに出来ないハズがないです。
「サガ、なぜコルウスを殺したんですか?彼には咎なんて無いハズですよ」
「お前を見つけて連れてきた。それで十分」
は?
「私を見つ……そ
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