暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第158話:Last Battle
[2/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
て代わられるのは古の時代から続いてきた自然の摂理です!!」
ルミネは、遥か彼方に小さく見える地球に向けて手を翳し、そしてルミネが翳した手は地球を掌握するように閉じられた。
「このまま人類と旧世代型レプリロイドが月に移住したところで古き考えに固執する者達がいては地球同様に月にも未来はありません。いずれ月さえも地球同様に滅ぼしてしまう。その前に旧世代の存在は滅ぼさなければなりません。アクセル、あなたに私達が撃てますか?古き考えに固執し、地球を荒廃させ、己の首を絞め続けてきた旧世代の仲間であるあなたに?」
アクセルは無言でルミネにバレットを向けた。
確かにルミネの言う通り、地球の荒廃に関して自分達は無関係ではない。
それどころか人類の月への移住計画であるヤコブ計画が本格的に始まるきっかけとなったのは自分の仲間であったレッドアラートによる争乱だったからだ。
「確かに地球の荒廃に関して、あんたの言ってることは正しいのかもね。地球の荒廃やヤコブ計画に関しても僕は無関係とは言えない。でも、僕はレッドアラートのメンバーだった頃から、僕なりに守るために…信念のために戦ってきたんだ。僕を拾ってくれたレッドやハンターの…ルナやみんなのために今更ここで躊躇うわけにはいかないんだ!!」
迷いなき真っ直ぐな瞳をルミネに向けながらバレットを構えながら立ち上がった。
「それがあなたの答えですか…良いでしょう。あなた方、旧世代が勝つか…それとも私達、新世代が勝つか…最後の戦いと行きましょう。私の全力を以てあなたを迎え撃ちます」
不敵な笑みを浮かべたルミネの全身を光が包みこみ、その光はまるで地上から見る月の光のようだった。
空間が変わり、宇宙では有り得ない夜明けの太陽の光を背に現れた天使の姿となったルミネ。
「それがあんたの真の力ってわけ?」
「その通り、他者の力を使って勝てないのなら私自身の…私のみの力であなたを下します。覚悟はよろしいですねアクセル?」
「出来てないって言っても待つ気ない癖にさっ!!」
直ぐにバレットをレイガンに変化させるとレーザーを連射するアクセルだが、ルミネは手を前に翳す。
「オラトリオ!!」
聖譚曲の名を持つバリアがレーザーをいとも容易く防いでしまう。
「スパイラルマグナム!!」
即座に貫通力が高いスパイラルマグナムでのバリア破壊を試みるが、バリアに弾かれてしまう。
「無駄です、その程度の攻撃ではオラトリオは破れませんよ。今度は此方から行きますよ!!」
天から光の矢が降り注ぐ。
最初はダッシュやローリングで回避出来たが、徐々に難しくなっていく。
「ステルス!!」
即座にステルスの力場で矢を無力化するが、直後にルミネは翼を羽ばたかせ、
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ