暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第157話:LUMINE
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徐々に力を込めていくと軋んだ音が音量を増す。
そして右足に力を込めて破片を一気に踏み潰すとルミネの目に冷たい狂気の光が宿ったのを見て、アクセルは悟った。
「なるほどね…あんたもイレギュラー化したんだ…」
「イレギュラー?そのような物で進化した我々を測ることなど不可能です」
ルミネの両腕が円を描くように振られ、彼の周りには八色の光…DNAデータが取り巻いていた。
その光は美しく、中心にいる少年の容貌によく似ていて天使を思わせる顔と肢体だが、ルミネの纏うオーラはどこか禍々しい。
「まるで神様にでもなったつもりな顔だね」
ルミネはアクセルの言葉に神の如き傲慢な笑みを浮かべながらアクセルと真正面から相対した。
「なったつもりではありません。私は神に等しい存在なのです。ここまで来れたことに敬意を表して、あなたを破壊した後も…特別にDNAデータは残して差し上げますよ……どうもあなたは他人のように思えませんからね」
「嬉しくないね…くっ…体が…」
VAVAとシグマとの連戦でアクセルの身体は悲鳴を上げており、痛みに顔を歪めた。
「おや?どうやらダメージが蓄積し過ぎて満足に動けないようですね。ふむ…このまま倒しても良いのですが……あなたはVAVAやシグマだけでなくここに来るまでの道中に何体ものシグマボディをコピーした新世代型レプリロイドと戦って疲弊している。あまりにもフェアではありませんね。新世代型レプリロイドの代表である私が実力で旧世代を打ち破ってこそ、この戦いに意味があるのですから」
細く白い腕をアクセルに向けて伸ばすと掌からエネルギーを放った。
エネルギーはアクセルに当たるがダメージを受けるどころか回復している。
「これは…体が…?」
手を握ったり開いたりを繰り返して見るが、体が万全の状態にまで回復している。
「ほんのサービスですよ。それでは始めるとしましょうか?愚かな旧世界が滅び、これから始まる素晴らしき新世界のための戦いを」
似通った配色を持った2人の少年の戦いが始まった。
ルミネが腕を天に翳したのと同時に地面から光が漏れ、紫がかった透明な水晶壁が出現する。
「これはトリロビッチのスペシャルアタック!?」
「その通り、私は新世代型レプリロイドの最高傑作。コピー能力で変身せずともその能力の行使が可能なのです。あなたのバレットにコピー能力を応用させたそれのような物です。変身せずとも対象の能力を扱える…強弱の差はあれど、同じ力を扱える者同士…益々親近感が湧いてきましたね…さあ、行きなさい。ウェーブウォール!!」
大量の水晶壁がアクセルに向かって迫り来る。
データでしか知らないが、オリジナルのトリロビッチの物と比べても全く劣らない。
「く
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