暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第156話:Σ Dead
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を抱く。

「あんたはレッドやレッドアラートだけじゃなくルナにまで手を出した。僕の大事な物に手を出すとどうなるか…前の戦いでたっぷりと教えてあげたつもりだけどあんたの頭に叩き込むには全然足りなかったようだね…まあ、今度こそあんたはここで終わりだよ」

アクセルの冷徹な声にシグマは嘲笑を浮かべながら口を開いた。

「クックックッ…終わるのはどちらかな?最早時間の針を戻すことは出来ん。全ては過ぎたこと、過去など最早どうでも良いことだ。今は未来しか興味を覚えぬ。世界が宇宙にその生きる道を見出だした時…、宇宙開発に携わった、高性能な新世代型レプリロイドは、我が意思を継ぐ子供達だったのだからな!!」

「意思を継ぐ…子供…!?」

シグマの言葉にアクセルは思わず目を見開く。

そんなアクセルをシグマは嘲笑いながら更に言葉を続けた。

「そう…ヤコブ計画で産み出された新世代型レプリロイドの設計に干渉し、コピーチップに我がデータを刻んだのだ!貴様らが築こうとした世界は我々の世界なのだよ!最早、計画は最終段階だ。旧き世代の貴様らの役目は終わった、哀れなプロトタイプよ…滅ぶが良い!!」

シグマはアクセルの前に立ちはだかると数瞬を置いて、いつの間にか握り締めていた緑に光り輝くブレード…Σブレードがその力を惜しみなく解放した。

「でかっ…」

思わずアクセルは呟いてしまう。

それはゼロやルインのセイバーすら凌駕する出力を誇る大剣で全身から凄まじい殺気がシグマから吹き荒れる。

シグマは最初から本気で決着をつけるために全力でアクセルを叩き潰しに向かう。

「全力で来い!エクリプスレイ!!」

掌からリング状のレーザーを放つ。

3つのリングが連なって迫るが、アクセルはエアダッシュを駆使してレーザーを回避する。

「こんなもの当たるか!!」

回避するのと同時にバレットを構えてショット連射するアクセル。

「それがお前の力か?」

ショットの連射をまともに浴びてもびくともしないどころか嘲笑を浮かべるシグマ。

どうやら見た目に反してシグマのボディの頑強さは健在なようだ。

「ならこいつはどうだ!?レイガン!!」

邪悪な見た目のために光属性の攻撃が弱点ではないかと予想してレイガンのレーザーを当ててみたアクセル。

「ぬっ…ふっ…小僧、やるではないか…」

レーザーがシグマのボディに当たると僅かに頑強なボディに傷を付けた。

「余裕でいられるのも今のうちだ!!一気に決めてやる!!」

時間を与えればシグマはどんな手を使ってくるか分からないために弱点と判明したレイガンで一気に仕留めに掛かる。

「クク…そうでなければ面白くないわ!!」

アクセルの放ったレーザーがかわされ
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