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女神と星座の導きによりて
星24 聖域へ
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 しばらく歩いているとコロシアムに着き、懐かしさで周りを見回しました。

 「此処は変わりませんね」

 「はい、兵の皆も、聖闘士達も日々鍛錬しております」

 「鍛錬も良いですが、座学はしているのですか?」

 そういうとコルウスはそっぽを向いて早足で聖域方面に向かいます。
 座学は得意ではないのですね……。
 コロシアムの端に居るというのに視線を感じます。
 そこには”彼”そっくりに成長しているアイオリアの姿がありました。
 いや、本当にそっくりですね?
 
 「真名様、どうかされましたでしょうか?」

 「いえ、なんでもありません。行きましょう」

 アイオリア、また会いましょうね……。

 そう気持ちだけでもと思い、見つめてくるアイオリアに微笑むと彼は何故か、たじろいて目を逸らしました。
 おや?微笑む位しかしてないんですけど。
 まぁ、大丈夫ですかね?
 しかし、聖域に来てしまった訳ですから、素顔はバレても良いのです。
 もう聖闘士ではない?もどきみたいなモノですかね?
 長年仮面を被っていませんのでこの際、殺すも愛すもないですよねー。
 そんな事を歩きながら考えていると、
 
 「真名様、この先は貴女様お一人でお上りください。私はこれ以上進んではいけないとの事で……」

 コルウスに言われてハッとしました。
 気付いたら、もう目の前には聖域の白羊宮前まで来ていました。
 
 「わかりました。此処までありがとうございました。コルウス」
 
 「いえ、そのお言葉だけでも勿体なきお言葉。此処までお連れするのが我が役目ですので、お気になさらないでください。では、失礼します」

 コルウスがそういうと来た道を戻って行きました。
 さて、上りますか。果たして何人の黄金聖闘士に会うでしょう?
 白羊宮、ムウは今居ないですからさっさと行きます。
 
 「あー、居ますねぇ」

 上って金牛宮前に居ます。
 そう、”居る”んですよ。恐らくアルデバランが。
 私が近寄って小宇宙を探ったら見つかりましたね、コレは。

 「果たして、無事に通れるのでしょうか?」

 まぁ、女は度胸!やーってやりますよ!
 そして、金牛宮に入っていく私なのでした。

 「こんにちはー!」

 金牛宮の真ん中あたりまで来てそろそろ出会うであろうアルデバランに挨拶しました。すると、柱の陰から元々大きかったですが、成長して大きくなった訓練用の服を着たままのアルデバランが出てきました。……本当に大きいです。

 「ほう、挨拶とは随分と余裕なのだな。だが、この聖域の女官ではなさそうだ。名を名乗れ」

 すっごく余裕そうに言ってきました。さて、それでは面白みがありません。
 ちょっと
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