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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第155話:VAVA.X
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、ホーミングショットを受けていたこともあって全弾被弾してしまう。
「ぐっ…」
あまりのダメージ量にとうとうVAVAは膝をついてしまい、アクセルがステルスを解除してスパイラルマグナムを構えた。
「終わりだよイレギュラー。僕がプロトタイプだからって舐めていたのが敗因だったようだね」
確実に殺すために貫通性能が高いスパイラルマグナムを選んだことにVAVAは胸中で苦笑する。
まだ幼いが、それ故の冷酷さを持つようだ。
アクセルの言う通り、アクセルが新世代型のプロトタイプであるために彼をどこかで見くびっていたのが自身の敗因だった。
「まさかこの俺がエックスやルインでもなくこんな坊やに負けるとはな…だが、俺を倒してシグマを倒したところで流れは戻ることはない…お前達がいる限りイレギュラーは絶対に消えん」
「関係ないね」
冷淡な声で言うとスパイラルマグナムのトリガーを引き、VAVAの頭部を吹き飛ばすアクセル。
「あんたみたいなイレギュラーが何度現れても僕が何度でも倒してやるさ」
物言わぬVAVAの亡骸を放置してアクセルは先に向かって突き進む。
目指すは全ての元凶であるシグマの元に。
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