暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第57話 小猫&滝丸!ボギーウッズを打倒せよ!
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れになって地面に倒れてしまいます。
「漸くくたばったか。女は加減したから生きているだろう、後で骨を抜きとりゃいいし今はバリーの援護にでも向かうとしよう」
(か、勝てない……強すぎる……)
相性の悪さに加え相手は格上の存在、私には荷が重すぎました……幸い奴は私達が動けなくなったと思い込んで背を向けましたしこのままやり過ごしても……
「ま、まだだ……」
「滝丸さん……」
でも滝丸さんは諦めるどころか更に闘志を燃やしていました。
「ボクは負けられない、絶対に諦めるものか……!」
「でも相手はこちらの攻撃が通用しません。勝ち目なんか……」
「いや、ボクに考えがあります。あいつが言っていた事を覚えていますか?」
「ボギーウッズの……?」
「あいつは大概の生物に入れるとは言ったが何故大概なんでしょうか?もしかすると入れない生物もいるのかもしれない。つまりそれは……」
「動かせない骨がある……ということですね」
「ええ、人間の身体には背骨の土台となる『仙骨』と呼ばれる部位があります。それを外せば流石の奴も動けなくなるでしょう……」
滝丸さんは小声で私に仙骨の事を教えてくれました。確かにもしそれが本当にあるのなら勝機はあるかもしれません。
「だがボクはダメージを受けすぎてしまった……もう少しで仙骨のある場所が割り出せそうだが身体が動かない。あともう少しなのに……」
「ならここからは私の出番のようですね」
「えっ……?」
私はゆっくりと立ち上がると滝丸さんに視線を向けます。
「ごめんなさい、実はさっきちょっと弱気になっていました。でも滝丸さんの話を聞いて勝機が出たんです。あいつの身体にある仙骨を探るのは私に任せてください」
「こ、小猫さん……」
「すぅぅぅぅ……ボギーウッズッ!!」
私はそう言ってボギーウッズに向かって叫びました。奴はわたしの方に振り替えると面倒くさそうに頭をかいていました。
「おいおい、まだ動くのかよ?少ししつこ過ぎじゃないか?」
「生憎私はやり残したことがありますので……」
「そうか、なら今度は死なない程度に全身の骨を破壊してやるよ!」
奴は再び鎌と分銅を振り回してきました。私は敢えてそれをかわさずに鎌を左腕で受け止めました。
「かわさないだと!?」
そして右手でボギーウッズの腕を掴むとそれを引っ張ってこっちに引き寄せます。そして奴の顔面に拳を叩き込みました。
「こいつ!」
ボギーウッズは腕を鞭のように振るって攻撃してきますが、私はそれをかわして関節技を喰らわせました。
「なんだ、何をしてくるかと思えば関節技?効かねえと言っただろう?」
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