暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第57話 小猫&滝丸!ボギーウッズを打倒せよ!
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。
「しまった……!」
「危ない!」
そこに滝丸さんが私をかばって攻撃を受けてしまいました。滝丸さんの頭に巻いてあったターバンが外れて今まで隠れていた左目が露わになりました。その目は左右非対称の違った色をしていました。
「あん?その目は……!チッ、曰くつきだったか」
滝丸さんの目を見たボギーウッズは、忌々しい物を見るような眼で滝丸さんを見ていました。
「曰くつき?滝丸さん、その目は……」
「……」
滝丸さんは言いにくそうに顔を背けました。もしかして触れてほしくない事だったのでしょうか?
「予定変更だ。お前はもういらねーよ、だからこの場で処理してやるよ!『イレギュラーショット』!」
ボギーウッズは不規則な動きで腕を伸ばして私達に攻撃を仕掛けてきました。攻撃を防ごうとしても全く予測のつかない動きに翻弄されて全身を強打されてしまいました。
「がはぁッ!?」
「うわぁぁぁ!!」
全身を打ちのめされた私達は、意識が失いかけてしまうような程のダメージを受けてしまいました。
「これで終わりだな。女は骨を抜き取って男はゴミ箱いきだ」
ぐっ、強いとは思っていましたがここまでとは……もうダメなのでしょうか……
「ま、まだだ……」
ですが滝丸さんはボロボロの身体を打ち付けて立ち上がりました。その目には強い意志が宿っており闘志は全く衰えていません。
「しつこい奴だ。何故立ち上がる?」
「こ、この左目は……」
「あん?」
「この左目は……ボクの大切な人の恩恵でこうなった。死ぬ運命にしか無かったボクを救ってくれた人がくれた大切な部分なんだ!」
そう言う滝丸さんの表情には確かな怒りがありました。きっとあの目は滝丸さんにとって大切なモノなんですね。
「お前からすれば曰く付きの物件にしか見えないだろうが……ボクにとってはこれ以上ないほど愛情を注がれて育った大切な体だ。お前なんかに住めるものじゃない!」
「言ってる意味が分からんな?」
「分からないだろうな。誰かに感謝して生きるという意味を、嬉しさを、それらを一切知らないお前にはボクの身体は家賃が高すぎて住めないって言っているんだ!」
……誰かに感謝して生きる喜び、確かにそれは大切なものです。私もたくさんの人たちに支えられて生きてこられました。命を物として踏みにじるあいつには一生分からないですよね。
「……ぷっ。ぶわーっはっは!あーっはっは!あ!?感謝?バカじゃねえの?感謝なんてするわけねーだろう?俺が入り込める生物のすべてが宿でしかないんだからな!」
ボギーウッズは大きな声で笑うと滝丸さんにトドメをさすべく彼に
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