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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第57話 小猫&滝丸!ボギーウッズを打倒せよ!
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さに入るかな?って思っちゃいましたが成長した私の身体なら問題は無いですね。
「……じゅるり」
「こ、小猫さん?大丈夫ですか?」
「えっ?……あっ、大丈夫ですよ。心配してくださってありがとうございます」
私は思考を切り替えて吹き飛んだ男の方を見ます。普通に立ち上がってきたところを見るとダメージは無いようですね。
「まさかあの拘束をそんな方法で脱出するとは思わなかったぜ。しかしいきなり身体が成長するなんてどんな体質をしているんだ?こんなレアな宿は初めてだぜ、女の宿は一つもなかったしお前をその一号にしてやるか」
「さっきから何を言ってるんですか?」
「意味が知りたいか?ならそこに転がっているゴミをよーく見てみな」
「ゴミ……?」
奴の視線の先にはさっきまで奴が被っていたグルメSPの男性の作り物があって私はそれをじっくりと見ました。
(……!いや、違います。これは人間の皮……!!)
良く見てみると、それは作り物ではありませんでした。髪や肌は人間の身体で作られた正真正銘の本物、つまりこの男は人の皮を被って変装をしていたんですね。
「悪趣味な奴だ。まさか本物の人間を加工して変装用の皮にするなんて……」
「宿っていうのはこの事だったんですね、確かにその方法ならイッセー先輩の鼻でも分からないですね、何せ本物の人を材料にしているんですから」
「それは少し違うな、そいつは生きているよ」
「えっ?」
私は仙術を使って再びグルメSPの男性の皮を見てみます。すると弱弱しいですが氣の流れを感じました。
「そいつは生きてるんだよ。筋肉もあれば臓器も血管も脳すらちゃんと残っている。まあ骨は全て抜き取ったから二度と動けないだろうがな」
「骨を抜き取った?」
「そうだ、俺が身体の中に侵入して骨格となり神経を操作することで全く同じ実力を引き出すことができる。擬態や変装じゃない、いわば変身ってやつだな」
私は男の話を聞いて震えが生まれました。生物の体内に侵入して操る生き物がいるのは知っていますが、まさか人間でそんなことができるなんて考えたこともなかったからです。
「俺の名はボギーウッズ、美食會第5支部の支部長にして変身のスペシャリスト!お前らも俺の
宿
(
コレクション
)
として保存してやるよ!」
男……いえボギーウッズは再び腕を伸ばして攻撃してきました。私と滝丸さんはそれをかわしましたが腕が意思を持つかのようにある得ない方向にねじ曲がって追撃してきます。
「かわしても追いかけてくるなんて厄介です!」
何とか上手く立ち回って攻撃を回避していきますが、床の氷に亀裂がある場所がありうっかりそこに足を移動させてしまい体勢を崩してしまいました
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